内容説明
共通語と同じ語形ながら実は地域独特の意味がある181語を五十音順に掲載。「出身地鑑定!! 方言チャート」の篠崎教授が丁寧に解説。学校方言や交通安全・防犯対策で活躍する方言など、テーマ別のコラムも20点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
禿童子
16
ところ変われば品変わる。共通語で使われる言葉がまったく違う意味で使われると誤解を招いてしまう。要注意の地雷ワードを知るのに便利な本。読んでみて率直な感想を言うと、方言の地理的な分布について疑問が残る。例えば、"「はず」を沖縄では、「賞味期限切れているけど、食べてもいいはずよ」のように、「そう思う」くらいの軽い判断をあらわす。"と述べているが、沖縄以外でも普通に使われているし、"相手の発言に「そうだと思う」と同意や共感を示すときには「だはず」という言いかたがある"。「だはず」は私も使うし、違和感はない。2017/09/28
みんにゃりん
13
他の地域の人が聞いたら勘違いしそうな方言ばかり集めた本。「机をかく(もつ)」は滋賀北部も使うぞぅ!若干納得のいかない分布図ではあるが面白い。ゲベ(最下位)久しぶりに聞いたわw 東西で違うという「かけうどん/素うどん」「チャーハン/焼きめし」「鶏肉/かしわ」「メンチカツ/ミンチカツ」「炊き込みごはん/かやくご飯」「綿あめ/綿菓子」「歌舞伎揚げ/ぼんち揚げ」はどっちもわかるし、もはや方言だったん?ってのすらあるけど。そういやぼんち揚げ見ーへんわ。こっち。てか、自分って関西弁やったんかww 2017/11/11
山猫
9
はっきり言って、とても本物の国語学者が書いたものとは思えないくらいレベルが低いどうしょうもない本。学生のレポートだってもう少しマシだと思う。読めば読むほど中途半端さに腹が立つ。例えば「埋ける」なんて共通語だし、ならば関西の「大丈夫」を示す「いける」が、なぜ選ばれも説明もされていないのか理解できない。書名からして「誤解されやすい」ではなく「誤解を招く」が妥当。(気づかずに方言を公の場で使ってる人々に気を遣っての書名だとしたら、余計なお世話だし、そもそもこの本の存在自体が否定されるべき) 2017/07/11
まりぼん
7
全国の方言と気付きにくい方言辞典。定番の『なおす(片付ける)』『だからよー(共感)』共通語と思ってた言葉もたくさん。『パカパカ(点滅)』通じないと思ったら方言だったんやね。『全体、止まれ、12345!ヤー!』『ラーフル(黒板消し)』『宅習(家で予習復習する宿題)』懐かしい学校の言葉も方言って知らんかった!『よだきー(面倒)』は、よく使う。他の地域も面白い。やっぱり方言は可愛い。宮崎県民やけど『じゃんけん、じゃがいもさつまいも』『あいこでアメリカヨーロッパ』言ったことも聞いたこともない笑2018/01/19
おさと
7
関東→東海→四国、在住の私は、あーあるある、と、懐かしく読んだ。今も、日々「ええええっ」という方言に出会っている。2017/07/13