内容説明
時は幕末。富山藩の薬売り、於菟屋藤次が帯びた使命は薩摩への販路開拓。交渉の切り札“昆布”を求め、北前船で大坂から蝦夷へ。死と隣り合わせの道中、秘伝の忍の技で難局を切り抜けていく。一方、支藩の動きを察した加賀藩が放った刺客は必殺剣の使い手、馬渕洋之進。北から南へ呉越同舟の決死行。二人の男が求めるは生きる道か、はたまた死に場所か。圧倒的迫力で贈るハードボイルド時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
66
必ずしも時代小説歴史小説については熱心な読者でない吾輩が本書を手にしたのは(書店でたまたま目にした)、題名に売薬商とあり、テーマとして富山藩と薩摩藩との絡みがあるからである。富山県人の吾輩、親戚に売薬さんがいた。身近だったのである。 さらに、過日、「歴史秘話ヒストリア「富山の薬売り 知恵とまごころの商売道」 | 歴史秘話ヒストリア | 関西ブログ」を録画で観たからでもある。 https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/historia/429936.html 2020/08/25
こより
3
お話の始まりから、激動でした。 途中、うー・・・難しい・・・ってなったりもしましたけれども 読み応えのある本でした。 昔の日本人の力強さを感じられたなぁ。 突然、話がぶっつり終った感じがしたのがちょっと残念かもだけど、またそれも良かったのかもしれない。2017/06/22
Hideo
1
登場人物が多く、混乱、。登場する侍が皆格好良い^_^2017/07/05
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