集英社文庫 凍土の狩人

著者名：森村誠一【著】

集英社（2017/06発売）

• ISBN：9784087455694

内容説明

漆原院長夫妻は、浪人中の息子の性欲処理のため、女性を誘拐する。だが、誘拐した松葉尚子を誤って殺害。スキャンダルを恐れて隠蔽をはかるが、なぜか死体が消えてしまう。一方、尚子の兄・潤一の妻が、多摩川で殺害される。刑事たちは、小さな糸口から二つの事件の繋がりを見つけ真相に迫っていくが……。性、金銭、名誉で心を満たすエリート。大都会の人間たちの激しい欲望と滑稽さを描くミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[yomineko＠鬼畜ヴィタリにゃん💗]

馬鹿すぎる息子に輪をかけた馬鹿な親のせいで女性をうっかり殺してしまう。その事件を発端に次々と怪しい事件が起こる。どうやって解決するのかワクワク。さすが森村誠一先生！1991年度作品で古いので電話の機能とかが面白かった。携帯電話がないと本当に不便極まりない！

2022/08/26

[素焼きもん]

最新文庫～と思ったら当時読んでましたね。でも今読んでも古くないのはさすが森村さん。2時間ドラマで見てみたい。犯罪の手口や動機が荒っぽすぎるかな？ラストも現代的と言うか、ちゃっかりしていて面白い。ハウスマヌカン♪

2017/05/23

[たべ]

大学受験を目前に控えるなか、性欲を抑えきれない息子をなんとかしようと、若い女性を誘拐しては息子の好きなようにさせる両親。 誘拐が順調に進むなか、ある時殺人事件を起こしてしまう。それをきっかけに、また別の事件へと飛び火する...

2017/08/02