植物の世代交代制御因子の発見

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植物の世代交代制御因子の発見

  • ISBN:9784766422979

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内容説明

私が植物の発生進化を志すようになった理由(わけ)。私はつたない英語でABCモデルの提唱者の一人であるボーマン博士に自分を売り込んだ。「こんど、オーストラリアに研究室をもつと聞いたのですが、新しい研究室にヒメツリガネゴケの研究者なんていりませんか」「“How about me ? ”(私なんかどうですか)」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Teo

2
本のタイトルは正確には「私が植物の世代交代制御因子の発見するまで」だと思う。そこまでに著者がどう言う所を渡り歩いてどう言う実験をしたのか。その結果に至った話。だから途中途中で誰々さんがどうしたとか沢山登場する。そう言う本として読まないといけない。確かに緑色植物門で種子植物の複相胞子体が大きくなった制御因子となったのだろうと言うのは面白い。ただ、例えば褐藻綱ではコンブ目は複相胞子体が大きく単相配偶体は極めて小さい。そう言うのはどう考えているのだろうか。2016/10/24

thinkeroid

1
2013年に本書の著者らによってScienceに掲載されたヒメツリガネゴケ核相交代因子の論文は、米国にいる時に読み、犀が突撃していくかのようにクリアでストレートな発生生物学で、私自身強い感動があったし、初学者にとっては長く範となるであろう論文だが、本書はいくばくのまわりみちとともに、そこに至る舞台裏を語っている。2016/06/05

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