内容説明
当時抱いていた疑問を一言で表現するなら、「発生を遡るほど、ご先祖様の姿に近くなるのか?」。なんで、こんな素朴な疑問に対する答えが、どの教科書を見ても、ちゃんと書いてないのか。進化発生学(エボデボ)にまつわる150年以上も未解明の大問題に挑んだ【著】者を待ち受けていた結末とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
3
「個体発生は系統発生を繰り返す」というヘッケルの反復説を特に何の疑いもなく「そーなんだ」と思っていたワタシは、最初の方でそれが否定されて「あれ~!?」となってしまう。科学オンチはこれだから困るのか? その後の複数のモデルの説明の後、著者の研究が紹介され、今のところの結論が導き出されている。それにはゲノム解析とコンピュータの発展が大いに寄与しているが、まだまだ未知の部分は多く、これからの課題も大きいようだ。素人にもわかるように書かれた本書は、好奇心を刺激してくれる。2021/08/22
てぬてぬ
0
スリリングだった。2017/01/21
森
0
レポート資料として読み始めたが、かなり面白く読めた。内容は進化発生学の歴史を追ってかなり新しい話まで説明されているが、適度にざっくり、適度に砕けた書き方で、難しすぎない。現時点で残されている謎についてもかなり触れられているので、レポートの考察ポイントにしやすくてありがたいです(考察といっても想像の域を超えないが)。2017/01/03
H.Yamaguchi
0
レポートを書く上で必要になったため読んでみた。筆者の研究により砂時計モデルは妥当であるように思えるが、ファイロタイプの保存ははっきりしておらず依然ロマンを感じさせる領域なのだろう。2020/06/06
ナオング
0
発生学の勉強に、その12020/01/14
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