小説 日米食糧戦争-日本が飢える日

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小説 日米食糧戦争-日本が飢える日

  • 著者名:山田正彦【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2017/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062151924

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内容説明

アメリカの輸出禁止で日本中から食糧が消え、飢えた民衆は略奪を始める。明日にも始まる大飢餓パニック。コメも、小麦も、大豆も消える? 病人は? 老人は? 追いつめられた日米交渉の行方は……日本の食糧自給率40%、穀物自給率27%は先進国中最低。異常気象による農作物の不況は世界的規模で飢えの連鎖を派生させていく。農政問題の第一人者として知られる著者が、データ資料を駆使して描いた恐るべき日本の近未来。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

30
民主党政権で農水大臣を務めた著者のシミュレーション小説。世界的な天候不順が起こって農産物の絶対量が少なくなってしまったら? そうしたらどの国も自国民を賄うのに精一杯で、日本に輸出してくれなくなるのは、少し考えればわかること。実際にそうなったらどんなことになるのか? 食品スーパーを前に国民はパニックを起こし、ヤミ流通とか遺伝子組み換え作物が跋扈してくる。そんな日本でいいんですか? いいわけがない! 諸外国を見習って農家と農業を手厚く保護しないと、この作品のような未来になってしまう危機感に背筋がゾクゾクした。2022/06/24

KJ

2
2009年の本だが、今の時代でも当てはまる位リアル。自給率が低い日本は、食料危機が起きたら…と。なかなか考えさせられる。2022/09/08

脇山泰典

2
日本の自給率は低い、しかしあらゆるところに食料があふれ誰もそれを問題視しない。 実際今まではそれでよかったかもしれない。しかし、現在、温暖化による気候変動、原資の高騰、さらには中国、インドの高度経済成長により輸出国から輸入国へ切り替わりつつあり、食糧輸出の減少などによる食料不足は徐々に現実になりつつある。 気候変動は農業をしているじぶんとしては強い危機を感じている。 この小説のように、事が起こり死傷者が出てしか変われないのか? 少しでも政治に参加し声をあげる必要性を感じた。2021/11/16

mystery#01

1
小麦、米、トウモロコシ、牛肉など簡単に手に入る食糧が実は米国やその他の国々と常時交渉の末に守られている事を痛感させられた。遺伝子改良、農薬もヒトには有害で家畜向けのみにも関わらず日本向けだと可能となる衝撃。またこの作品のもう一つの焦点が貧富の差が開き切り捨てらる貧者。食糧も尽きかけ貧しい者同士で示し合わせて食糧を奪うも長くは続かない。更には継続していけない農家、漁師。作品ではハッピーエンドにされているが将来若者がこれらの業界に戻ってもこれ程安易には生きていけない。将来を真剣に考えるべき時かと思う。2020/08/15

ケンタ

1
日本の食料自給率が低いことはなんとなく知っていますが毎日スーパー、コンビニに物が溢れていると忘れてしまうんですよね。 あと小麦はアメリカの主食だから遺伝子組み換えは作らないのは本当でしょうか?怖い話ですね。 東日本震災以降、火山活動も活発になっていますし何かあっても1ヶ月は過ごせるように食料を備蓄しようと思いました。2015/07/17

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