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内容説明
人や物事を評価するうえで平均という尺度が欠かせない、というのは間違っていた! ユニークな「個の科学」に基づき、平均を排して成功した企業などの実例を紹介、個性を十分に発揮しながら人生で優位に立つヒントにもなる3原理を説く、生き方のガイドブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
93
平均という尺度が正しいと信じて基準に据え、それをもとに個々を評価する「平均思考」。その平均は常に間違っている。考えてみれば「平均的な人間」は存在しないのだ... ・バラツキの原理、特別の状況の原理、迂回路の原理2023/06/26
ehirano1
85
「平均の弊害」について、というよりも「平均の過信と鵜呑みは禁物、ただし上手く使えば自分の立ち位置がよくわかる」という感じではないかと思います。その意味で、タイトルの「捨てなさい」は言い過ぎで、「に固執しなくてもいいですよ」くらいの方がよろしいのではないでしょうか。2023/12/20
内藤喜八
45
気づきがある。人間、人に負けたくない、少なくとも人並み、そういう考えもある。常にトップか、苦手なものでも平均値はいきたい。ビリになりたくない。それはおかしい。そういう本、伸ばすべき処を伸ばす。評価の方法や優れた点をどう見つけるか、分厚い本だけれど、様々な例と詳しい説明がなされている。平均的な人間になって、その結果、高得点となって、今の社会でのエリートとなったところで、果たして後が続くか、動きの速い現代社会は、そうはいかない。最後の勝者、社会が必要とする人材とはなにか。またそれ以外で、自分の生き方を考える2025/12/30
funuu
27
現在の高等教育制度は1世紀前、明確な目的のもとで考案された。標準化されたカリキュラムでの成績に基づいて、学生をランク付けしたうえで分類することが本来の目的なのだ。高校で成績やテストのテストが最上位ならばトップランクの大学への入学を許され、大学の成績が最上位の学生は優良企業への就職やトップランクのプロフェッショナル、スクールへの入学が可能だ。ノーマを探せコンテストの教育バージョンと言ってもよいだろう。画一的な評価に基づいたランキングばかりが常に注目されるので、2018/01/08
ネクロス
17
能力などを測る際、平均と比較することがほとんどであるが、複数の項目全てが平均の範囲内、ということ自体が滅多にないものである。つまり分散があって当たり前。 勉強のコースとしても、個別コースの積み重ねで判断する方が個人に合わせられるのではないか?という提案。 科目履修生的なイメージを感じた。 2017/06/28
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