内容説明
好評を博した押井守のメッタ斬り映画監督論「勝つために戦え!監督稼業めった斬り」の続篇がついに電子化! タランティーノ(押井作品をカンヌで落とした審査委員長!)、ルーカス(「スターウォーズ」スタッフから聞いた愚痴とは?)、滝田洋二郎(「おくりびと」でオスカーを受けた元ピンク映画監督)などなど、国内外の映画監督30名以上を、アニメ業界のここだけの話をまじえてのメッタ斬り! 愛と毒舌に溢れた映画評論!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まつじん
11
ゼッキョーに満腹・・・といいたいトコなんですが、映画及び映画監督にうとい私にはサッパリでした。押井守監督がアニメの人でよかったです。2010/09/30
ぺぱごじら
8
映画監督評論の続き。本編より『語る監督の仕分け(出版当時は民主党政権)』の方が何故か面白い、異色の一冊。映画が当たることが監督の勝ち負けではなく、毛色の異なる映画を作り続ける『余地』を確保することが、彼の勝敗ライン。監督稼業を芸術ではなく『生涯の職業』として捉えた視点が革新的だなと感じます、特にこの年代の方にしては2019-92019/02/10
スプリント
3
国外・国内の著名な映画監督を押井氏が仕分けてさらにばっさり斬るが如く論評する。という本です。仕分けで残ったほうがよいのか微妙なくらいばっさり斬られている監督もいるのが面白いです。2014/11/09
ホッタタカシ
3
監督による監督論だと、影響力を考えて言葉がおとなしくなる人と、自分の好みで言いたい放題な人がいるが、こちらは完全に後者。ジョン・フォードやハワード・ホークスはもはやシネフィルのオモチャで彼らから学ぶことはなにもない、と言ってのけるのだから。「世界観をデザインする」という部分でのみ映画を評価する押井は、最近の世評と異なりリドリー・スコットを高く評価し、トニー・スコットを低く見ているのも面白い。実作者ならではのユニークな着眼点も多く、監督としての人生の勝敗にこだわっているのも、この人らしい。2013/05/07
青味泥シンカ
2
言いたい放題が実に愉快。実は続編だと知らずに読み始めたので、勘所がイマイチ掴めなかったり、観ていない映画の監督の話は当たっているのかどうか判断出来ない(特に国内の監督は、アニメや特撮以外の邦画を殆ど観てなかったので、かなり躓いた)所があったけれど、個人的に苦手なルーカス、スピルバーグ、そして嫌いなウッディ・アレンの批評にはかなり納得行ったので、結構的を射ていたと思う。でも一番感銘を受けたのは最後の最後、監督に必要な資質で「上の空で生きること(客観的、俯瞰的な視点を持つこと)」を上げていた箇所かもしれない。2025/09/25
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