―<br> 「最速で考える力」を東大の現代文で手に入れる

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「最速で考える力」を東大の現代文で手に入れる

  • 著者名:相澤理【著者】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • KADOKAWA(2017/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046019332

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内容説明

東大現代文の入試問題で身につくのは、要点をシンプルかつ論理的に素早くインプットする力と、それを簡潔にわかりやすく相手に伝えるアウトプット力。実際の問題を、著者と解いていけば一流の思考法が身につきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

18
後書きにおける「赤ちゃんの鏡と言葉の相関」のエピソードが印象深い。①およそ1歳半で赤ん坊は鏡に映った自分の姿を認識する ②同じく1歳半で言葉らしきものを発し始める ③指をさしてモノをさし示す ①②③がほぼ同時期に開始されるというのだ。その理由は以下の通り。平均的に1歳半で赤ちゃんはお母さんと自分が別個の存在だということに気付き、自分は固有のものだと知る。自ずから「鏡に映った自分」というものを理解する。そして言葉によって世界をグループ分けし始めるのだ。他者の存在を知り、自他を区分するために言葉を使い始める。2017/08/16

hk

16
思考の源泉は言語にある。とりわけより迅速にそれでいて正確に言語を処理するためには、文中の要所にさりげなく盛り込まれた「サイン」を見落とさないことが肝心だ。「つまり~」とくればようやく著者の主張のお出ましだと身構え、「これらのことから~」と広い範囲の指示語がくれば纏めの文章がくるぞと山を張る。といった具合に「文章の方向指示器」に目が行くようになればしめたもの。文章の濃淡つまりは幹の部分と枝葉末節の部分を峻別するのはお手の物となる(はず)。そういったコツを東大現代文の受験問題を例に手ほどきしている。2017/08/03

seki

15
学生の頃の現代文へのコンプレックスから未だにこの手の本に手を出してしまう。他の大学の国語の問題をよく知らないが、東大の現代文はシンプルながら良問。タイトルに最速で考える力を手に入れるとあるが、ところどころにある文の展開を確認し、丁寧に読んでいくことが大事で、それが文章を読み解く基本。逆に言えば、特別なテクニックなどない。それと、本書に登場する哲学的な文章を理解するには子どもの頃から勉学だけでない、色々な体験も必要と感じた。2021/07/23

アルカリオン

13
微妙なクォリティ。一応、108分かけてまじめに読んだので、問題外ということはないのだが▼「この項の学習内容をビジネスシーンで意識すると、○○という風に活用できる」という薄っぺらい一文がちょいちょい出てくるのには辟易した。出版社の方針なのかもしれないが、予備校講師が安易に「ビジネス」を語らないほうが良い▼私は受験生時代には駿台模試の記述式現代文で全国3位になったこともあり、現代文については一家言あるが解答例がイマイチ。誤りとは言わないが。出口汪氏ならばかなり異なる解答例を示すのではないか。2021/08/16

チャー

9
多くの試験問題を引き合いに出し、その狙いや解法を詳しく解説しながら問題解決のヒントについて記した本。文章を読み内容を素早く理解する方法について、東大で問われた問題を詳しく解説し、問題の要点がビジネスに繋がる点を指摘している。単語、接続語、指示語や表現方法について、それらが持つ意味と文脈の中での使われ方を正確に把握することで、内容を素早く理解することができる。本書では着目すべき点を個々に問題形式で綴られている。ビジネスシーンで求められる要点を速やかにつかむためには言葉の正しい理解が欠かせないと改めて感じた。2021/01/26

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