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内容説明
経済学的思考を身につけよう!「伝統文化」や「宗教活動」のなかにも潜む経済合理性を、わかりやすく切れ味鋭い文章で解説。人間の幸せを実現する道具としての経済学の懐の深さを学べる入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
26
2006年を大幅に加筆。本書の目指すところ:経済学が社会科学として守備範囲が広く、汎用性の高い学問でマイナス・イメージを払拭すること(1頁)。経済学こそ社会のなかのなぜ? を見出し、探究する学問(2頁)。伝統文化が生き残っていくためには、文化性、競争性、商業性という3要素をいかに配合するかが重要(82頁)。大相撲は3要素の共通領域で生き延びやすい筈だ、と。ここで取り上げていない事例も職人技があるので、手仕事関連の文化経済学をさらに考究する必要があろう。2015/10/25
ハパナ
1
一見では対価を評しにくい分野を、経済学という枠組みで説明した内容でした。角界についての詳細さには驚きましたが、お寺とボランティアの所が特に面白かったです。ただ読んでいて、"経済学を修めた私はこう考える"の題だと、よりシックリくると思いました。2015/01/15
葉
1
合理性・モラル・善悪論という正しいか間違っているかの2択なら物事は簡単になるのだが、現実は奇なりということで経済学で考える効用的考えについて書かれている。宗教的なサービスや弱者へのアプローチなど経済学の懐の深さについねも書かれている。合理性を仮定する経済学とそれを取り巻く諸問題についても取り上げている。2014/09/29
Ai Ikeda
1
今まで持ったことのない視点を学んだ。経済学とはお金の話のみではなく、様々な分野に応用の効く「懐の深い学問」なのだと知った。実際このフォーマットを使って身の回りの様々なことを思考してみると、いかに自然の摂理から外れているかとか、一本調子な善悪論に偏っていたかということに気づく。いわゆるビジネス書ではなく、アカデミックな内容ながら誰にでもわかる平易な文章で経済学の基本を教えてくれる良書だった。 本論は1章と5章だが、2〜4章の雑学的な部分も面白かったです。2014/07/12
格下リスナー
1
経済学的な思考で一般的な思考方法で導かれる動機とは別の動機付けをしようという本