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内容説明
企業や学校・文化施設など、近年さまざまな場で活用される「学びと創造の技法」=ワークショップ。このワークショップとは、どのようにデザインされるものなのか、またその活動を持続可能なものとするにはどうすればいいのか。本書ではワークショップのデザイン過程を「企画―運営―評価」というサイクルで捉え、それぞれの段階を、理論をもとにわかりやすく解説。ワークショップを企画し運営する人のための必携書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koichiro Minematsu
8
ちょっとお堅い感じがしたが、ためになった。 学びの場をどうデザインするかは、ファシリテーターと学ぶ側のレディネスを理解し、引っ張りだすレジリエンスも大事。 双方で高め合い、学ぶ側が主役であること。2015/01/28
壱萬弐仟縁
8
新刊棚。小集団である一定の成果を上げるためには必要な本。2013/09/04
鵐窟庵
6
本書はワークショップとは何かについて書かれただけでなく、具体的な手法まで紹介している。ワークショップと学習過程、実行するにあたっての評価体系やその種類、具体的な進行や時間配分、ファシリテーターの心得、などを心理学、教育学を背景に論じている。実用書としても、概要書としても用いることが可能である。人間の作業や学習効率の心理環境、学習の動機と評価の種類、価値には本質、値打ち、意義の三つがある、と言った鍵概念がいくつも論じられ重要である。具体的なワークショップの実践例やその結果などの事例を多めに見てみたかった。2021/10/20
morinokazedayori
4
★★★★★創造的な活動を一人で行うには限界があり、同じテーマや問題意識を他者と共有し情報交換することで、さらなるアイデアの飛躍が望める。ワークショップを行うことで、ワークショップという行為そのものが「学び」となり、参加者全員が1つの集合体として、個人ではなしえない多様性としての「創造力」も高まる。本書は、ワークショップとは何か、何を目的とするのかといった理念的な事項から、ワークショップの企画・運営に関する細かいノウハウまで、事細かに記されている。2015/07/07
吟遊
4
ワークショップってなに?というところから定義。学術寄りの部分にやや抽象論と退屈もあるが、第三章の運営論が充実。2015/08/07