日本人のこころの言葉 道元

著者名：大谷哲夫【著】

創元社（2017/05発売）

• ISBN：9784422800547

内容説明

鎌倉時代、日本に初めて真の禅をもたらした道元は、本当の師を求めて中国に渡り、ついに「天童如浄」に巡り合う。そして、ただひたすら坐禅すること（只管打挫）によって、心身が一切の束縛から解き放たれる境地（身心脱落）に達した。その体験から発せられた道元禅の根幹となる40の言葉を解説するとともに、人里離れた山水のなかに身をおいて仏道の修行をしつづけた清冽な生涯を紹介する。「修行と悟り」の本質を解き明かす好著。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[金吾]

手っ取り早く概要をつかもうと読みました。書いていることは日本語としてはわかりますが、中身は難しかったです。背景や流れを理解するためにはやはり原典を読むしかないのかなあと思いました。

2025/01/19

[ispanoｍａｎ]

コンパクトな一冊になっているが中味はある。道元の一生を少しは理解しながら、今後更にその考え方を研究していく入門書としていいのではないか。なかなか、食わず嫌い状態で手を付けられない『道元』理解の一歩が踏み出せた。

2014/08/05

[しょーちゃん]

身心脱落...難しい。 「生は生、死は死である」、自分を切り替えるキーワードにしたい。

2019/02/13