小学館新書<br> 東京都庁の深層(小学館新書)

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小学館新書
東京都庁の深層(小学館新書)

  • 著者名:柳ヶ瀬裕文【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 小学館(2017/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098252985

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内容説明

中立派都議が明かす伏魔殿・東京都庁の内幕。

小池百合子氏の知事就任以降、東京都政に関する報道は、衰えるどころか、国政に肩を並べんばかりの勢いで、連日続いている。築地市場移転や五輪会場建設、都議会有力者が幅を利かせる状況などは、多くの都民が知らなかった事実であり、これらが明るみに出た点は、小池氏の功績といえるだろう。しかし、都庁職員への予算編成の指示は従来のものから大して変わらず、一部の都議が握っていた利権をあたかも狙っているかのような構えすら、知事は見せる。このままでは、看板として掲げられた大改革ではなく、まさしく大山鳴動ネズミ一匹となりかねない。
 歴史を遡っても、都が行う大規模事業において、都庁関係者の馴れ合いなどが垣間見える。古くは鈴木俊一時代の都庁舎建設では各ゼネコンの応札金額に疑義をもたれながら、調査の結果はうやむやに。さらに、石原慎太郎主導で行われた豊洲市場に関する審議では、最大会派からの議員引き抜きで知事議案を成立させるといった、パワーゲームが繰り広げられた。また、事業に携わった企業や団体には、1960年代から今に至るまで、多数の都庁職員が天下ってもいる。
 執行部、都議会、都庁職員の実態を豊富なデータと記す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

謙信公

7
親小池、反小池とも一線を画し、是々非々で活躍しいている一匹狼のようだが、結局、民主党も崩壊して仲間がいなくなってしまっただけのことか?継続性と一貫性をモットーとする都庁職員の仕事ぶりや天下りでの厚待遇など、内情を暴露しようとしてはいるが、どこにでもありそうなありきたりな話で、まぁそうだろうなぁと想像できる範囲だ。小池知事の「都政の透明化」や築地、五輪問題に賛成しているようだが、ビジョンのないリーダーが掻き回しているだけだと気付かないのか?一人会派では行動も限られるだろうし、もっと仲間を増やせばいいのに。2019/10/12

おくてつ

4
東京都政の内側を書く一連の新書群の中で、大田区選出の都議も書いていたので、読んでみた。この前の選挙がおわってから、大田区の図書館にリクエストして。 一人会派の野党の立場で、都知事、都議会、都職員のそれぞれの問題を指摘。 これから税金を払う東京都民として、意識して新聞、ニュースを見ていこうと思います。2017/08/04

湘南☆浪漫【Rain Maker】

3
筆者が都議会議員時代に出版した本。 予算額を見ても、やっぱり東京は規模が違うな、と。 首相になれなきゃ都知事に…っていうのは分かる。2020/01/31

しましま

3
宣伝ほどの内容ではないです。東京都庁の構造上の問題点などを解説しています。2017/05/20

Akio Kudo

2
★★★★★ 今読むと、更に信憑性が高い。都庁の公務員でさえ、天下りがある事に驚愕する。小池都政そのものではなく、余りにも巨大化した都政の在り方そのものに欠陥がある。2017/12/12

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