内容説明
ロケ中の殺人と大臣の死にどんな接点が!
同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。ある日有子は、渋谷で自動車運転免許証を偶然拾った。それは、今人気の女優新藤美由紀のものだった。免許証に記された新藤美由紀の本名は、同じ読みで名前が一字違いの「谷村侑子」。免停中の谷村は、その免許証を使って運転し警察に捕まるが、新藤の計らいで、罪に問われることもなく済んだ。さらに新藤の推薦により、谷村と葛西の二人に夫婦役での連続テレビドラマ出演が決まって、ロケ地の京都宇治に向かった。
しかし、宇治川の清流沿いに走る京阪宇治線での撮影初日に、有子とドラマスタッフが失踪し、殺害されてしまったのだ。
東京では、大物政治家白石幸次郎が爆殺される。十津川警部が調べを進めるうちに、無関係に見える二つの事件を結ぶ接点が浮かび上がってきた。そして、さらなる被害者が!
事件は、迷宮のシナリオを演出しようとする犯人の勝利に終わるのか。
十津川の推理が導き出した犯人とは――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
59
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/01/post-c22264.html 京阪電車に反応したのですが、別にどの電車でもよかったような……。ただ、宇治線というのはローカル線ですからね。2023/01/17
きらり
5
あまりスリルがなく、ミステリー要素も少なく初期の作品に比べて面白く無くなってきた。2018/04/25
むらてつ
3
普段は推理小説は読まないのだが,ちょっとした手違いで購入してしまったので,初めて西村京太郎作品を読む.ベテランの作家さんが書いた本という感じだが,最後の終わり方はちょっとあっけなくて物足りない感じ.2017/08/14
Hideo
2
同棲中の葛西信と谷村有子は、連続テレビドラマに夫婦役で出演が決まったが、京阪宇治線近くのロケで有子はスタッフと失踪し、殺害された。さらに、東京では大物政治家が爆殺され...。他の方と同じく、京阪宇治線に惹かれて読んだものの、、京阪宇治線である必要性が無いやん...。設定や捜査の進みようにも突っ込みどころが多い。西村京太郎(十津川警部シリーズ)ってこんな感じなの?2023/10/17
kobyas
2
十津川シリーズは初めて。地元の鉄道会社が出てくるだけで大変光栄であります。2017/07/25