人質オペラ

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人質オペラ

  • 著者名:荒木源【著】
  • 価格 ¥1,617(本体¥1,470)
  • 講談社(2017/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062205474

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内容説明

和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。-------------------------------------------------------自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊!-------------------------------------------------------

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

135
「人は説得されるんじゃなく利害を調整をするだけ」国家にも当てはまると言える。ガンサイトにはバラバラになる直前の顔も捉えていた筈なのだ。理不尽な理屈と言えるが、これもまた安静な時を守るものでもあると思う。ただ日本的平和呆けした感覚というのは読んでいて凄く感じる所で、こうなったのは米の思惑か日本の政治家が腰砕けな為なのか。とはいえ気を遣い過ぎてやり難いんだろうな。ともあれ人が自分の信念に従って生きられると言うのは希有な事だと思う。例え消え様の無い思いをしたとしてもだ。(続く2017/06/10

紫綺

125
荒木作品なので、コミカルなのかと…。ISのような国際的テロリストに、日本人が人質になった場合、日本政府はどういう対応になるのか?日本国民の世論はどう反応するのか?人命の重さはどう判断されるべきなのか?様々なことを考えさせられる観劇だった。ブラヴォー、とは言えないけれど…。2017/08/16

サム・ミイラ

102
まさに今の国際情勢を反映した小説。イスラム過激派組織IHO~恐らくはIS国の事だと思われるが~に誘拐された日本人女性の身代金要求に対しての日本政府のドタバタの顛末を、時に真摯に時に滑稽に描く極めてリアルな群像劇。胃が痛くなりそうな緊迫感のなかに思わず噴き出してしまう部分も多々ありこれは予想を上回る面白さだ。内閣官房長官の安井聡美とどこか植木等を連想させる公安課刑事の深田央。この接点のない二人を軸に物語は進む。作者は元新聞記者らしく新聞記事の如き文章が客観的なリアリティを与える掘り出し物の政治小説である。2017/12/07

takaC

84
過去に表紙の絵を見て読むのをやめた経緯があるが気を取り直して読んでみた。モチーフもさることながら小説的にもいまいちパッとしないなと感じた。そんなわけで1/3日遅れで登録。2018/11/05

ユザキ部長

78
勘違い!荒木さんの他の本や表紙からパロディかと思ってた。「いかなる状況であれ、国民の生命、安全を守るのが政府の努め」よく言ったもんだ安井官房長官。よく告白したな。恐ろし。2020/02/08

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