文春e-book<br> 偽装死で別の人生を生きる

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文春e-book
偽装死で別の人生を生きる

  • 著者名:エリザベス・グリーンウッド/赤根洋子・訳
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 文藝春秋(2017/05発売)
  • 光る紫陽花!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/7)
  • ポイント 425pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163906508

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内容説明

詐欺罪で懲役二十二年を言い渡され、刑務所に出頭することになっていた日にハドソン川を望む橋から飛び降りた男。
フィリピンで賭博の最中にトラブルで刺殺されてしまった男。
自宅付近の浜からカヌーで海に出て戻らず、死亡を認められたイギリス人の男性。
彼らは皆、死亡を偽装し、その後も生きていた。はたしてそんなことが可能なのだろうか。
著者自ら、偽装死の実体験者や失踪請負人、偽装の摘発者たちを取材すると共に、自身の死亡証明書を手に入れるため、海外に飛んだ――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴンゾウ@新潮部

83
宮部みゆきさんのお勧め本。学資ローンの返済が多額になることを悲観した著書が偽装死を思いつく。実際に失踪請負人、偽装摘発請負人、経験者を取材、最後はマニラで死亡証明書を作ってしまう。最終的には現代社会ては偽装死はとても困難で多くの人々の人生を変えてしまうことに気づく。2025/10/04

yumiko

72
自分の死を偽装し、別な人生を歩むことは可能なのか?これは学資ローンの返済に悲観し死亡偽装を考えた著者による、徹底した取材に支えられたドキュメンタリーだ。失踪請負人、偽装摘発請負人、一時的に偽装に成功した者、残された家族…取材対象は多岐に渡り、終には自らの死亡証明書を手にするまでに至る。しかしある種異様なテーマでありながら、この読後感の清々しさは何だろう。死の断崖ぎりぎりに立ったからこそ分かる命の重み。 生きるということに正面からぶつかり辿り着いた思いは、シンプルだけど深い。衝撃的な題名に怯まずに是非2017/07/29

007 kazu

29
学資ローンの返済に悩み、偽装死に興味を持つ筆者が実際にそれを試みた人物にインタビューを重ね、自身もフィリピンで死亡証明書の入手を試みるというスリリングなドキュメンタリー。実際に保険金目的で偽装死を試みた人間を訪れる行動力には感服。ただ、素材の面白さのわりに「死ぬ」ことの恐怖、家族・友人をも失う感情のようなものに寄り添い切れておらず、もう一歩踏み込んだ内容にできなかったであろうか?言語化するのきわめて難しいことも想像つくし、文学作品ではないので筋違いかもしれないが。でも、お勧めしたくなる作品ではあります。2025/06/14

犬養三千代

11
今まで簡単に(面白い)という言葉を使ってきたが、本当に面白い本に出会った。 自らの借金を偽装死で解決しようとして5年もかかってかきあげた。 カヌーマンという章がリアル。偽装を請負う、また、偽装を暴く人達の話も。自身の死亡証明書を手に入れるのには恐れ入り屋の鬼子母神。 ユーモアありの文章は訳者の力量も光ってる。2018/03/04

へてろせら

9
日本でも奨学金破産という概念があるが、アメリカの学資ローンは破産によっても免除されることはない。10万ドルもの借金を抱えた彼女は、死ぬことを思い立つ。自殺ではなく、偽装死で別人になり生きることができるのか?彼女は保険金詐欺の調査員、失踪請負人、実際に死亡偽装した人たち、偽装死で遺された家族、死亡偽装業者たちにインタビューしていく。 たくさんの人々の人生と挫折、そしてアンダーグラウンドなセオリーたちが詰まっていて最初から最後まで面白い。結論としては偽装死は割に合わないのでオススメされません。2025/06/30

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