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内容説明
気鋭の経営コンサルタントが、単なる教養に終わらない、ビジネスパーソンにとって真に役立つ「世界史」を提示!
特徴その1:経済状況も含む「現在」の世界を理解するために、「逆回し」で過去へさかのぼって記述している。
特徴その2:現在を理解するために最も必要だが、学校の授業では手薄になりがちな18世紀以降の「近現代史」に絞る。
特徴その3:近代以降の歴史で特に重要な要素「情報」と「技術」に関する説明が豊富。
「現在」に対する関心から出発しなくては、歴史を知る意味はない。
現在が過去を照らすからこそ、いまここにある現在から始めて、現在を理解するために重要な事項を「過去」にさかのぼって追跡するというアプローチが重要なのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
109
【3割本】悪くはないんだけど、結局なにがいいたいのか、なにを読者に理解してほしいのか、よくわからない。そもそもこの本を読むことによって読者はなにが手に入るのか、どう役に立つのか、それも曖昧な感じ。近現代史を逆の順番で理解していくという発想はおもしろいんだけど、国も時代もポンポン言ったり来たりするのでわかりにくいったらありゃしない。2021/02/01
えちぜんや よーた
71
この本を読んでいるとある有名Webサイトをイメージしてしまう。あれだ、日経linux。要は歴史キーワード(コマンド)をメディア(Webサイト)に詰め込んでいるという感じがしてしまう。Linuxのコマンドとオプションを覚えていなくてもサーバーの操作はある程度できる。むしろ覚えるよりも必要な情報にすぐアクセスできることの方が重要。近現代史も同じで、キーワードがいくつか頭に残っていればあとはGoogle検索です辿っていけば、一般教養として十分にまかなえる。そう思って開き直って読めば1時間もあれば十分に読める。2017/08/18
カザリ
34
この本、すっごくいい本なんだけど、読むの疲れる。。基礎知識が足りな過ぎて、3回読んでるけどやっぱりまだ頭のなかで組み立てができない。あきらめて、挫折。。阿部勤也氏のお弟子さんとは、、ひさしぶりに阿部師匠のお名前を聞いた。。レビューは再読時にします。。( ゚Д゚)2017/07/11
カザリ
33
4章だけ再読。歴史の本は一気よみせず、少しずつ断片的につながっていくと思えば、あせらず取り入れられると思い、気が向いたときに集中的に1章ずつ読む体制にしました。この本に関しては笑2017/09/03
Kazuo Ebihara
3
著者は、一橋大学で阿部謹也先生に歴史学を学び、国内外のビジネスの場で活躍されています。 ビジネスパーソンによるビジネスパーソンのためにビジネスパーソンの視点で書かれた18世紀後半以降の近現代史です。 英国がEUを離脱し、トランプ大統領が誕生した2016年。 単に歴史をなぞるのではなく、「現在」の世界情勢を理解するために、「過去」にさかのぼり、広範な世界の「歴史」を読み解いています。 500ページ近い大著ですが、一気読みの面白さでした。 まさに、「愚者は経験に学び、けんちゃんは歴史に学ぶ」ですね。 2017/05/15