新廃線紀行

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新廃線紀行

  • 著者名:嵐山光三郎
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 光文社(2017/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334774431

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内容説明

廃線旅行は、鉄道の歌枕を訪ねる旅である――。“現代の芭蕉”嵐山光三郎が、消えた鉄道の残影を求め、全国26路線を踏破する痛快紀行。重要文化財を擁する絶景廃線に、ご当地グルメと温泉を堪能する極楽廃線、追悼旅行で訪れた朽ちゆく思い出のローカル線……。苔生した線路を辿ってみれば、よみがえるのはムカシの匂い。読めばあなたも、きっと廃線の虜になる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっと

4
全国26路線の廃線紀行。なかなかのボリュームに思えるが各編の長さはちょうど良く読みやすい。廃線と言うと田舎のローカル線で藪をかきわけのイメージがあるけど、そればかりではなく、用途変更後のサイクリングロードを軽快に走り、現役時にタイムスリップしたかのような旧沿線の素朴な味に出会い、東京・名古屋・大阪の都会の忘れ去られたレールをたどるディープな街歩きを楽しみ、単なる懐古趣味に陥らず、いまもむかしもほどよいバランスで描かれている。2021/10/15

Takuo Iwamaru

1
このような本を読んだというと、お前は鉄道マニアなのだなと思われそうだが、さにあらず。嵐山光三郎だからというのが本書を読んだ理由の本当のところだ。鉄道廃線というテーマで嵐山光三郎はどう文章をものするか、それが見たかった。読んでみたら期待以上だった。さりげないふうを装いながら絶対に真似のできない文章の数々。廃線めぐりの旅で得た情報をおせらくかなり削ぎ落として書いていると思われるが、描かれるのは余裕に満ちた文章世界だ。日常的でないカタカナの使い方や擬音語や比喩も、文章に具体物のような手触りや質感を与えている。2017/08/21

onepei

0
文庫にて再読。2017/06/15

のげぞう

0
日本各地の廃線を旅する話2017/04/08

志村真幸

0
 2009年に出た単行本の文庫化。若干の加筆修正がなされているという。  北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線、くりはら田園鉄道、筑波鉄道、国鉄下河原線、信越本線(軽井沢~横川)、のと鉄道能登線、三木鉄道、国鉄佐賀線(佐賀~瀬高)など25件を探索している。  といっても、旅行記の一部として廃線紀行が出でくる感じ。お気楽に楽しく無理をせず。美味しいものも食べまくる。いつもの嵐山さんの旅なのである。  廃線マニアには物足りないかも。  まあ、さらりと楽しむべき一冊なのだろう。 2018/11/10

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