内容説明
西洋の城をイメージした都心の高級マンション。モデルルーム見学に訪れた客の一人が、浴室で何者かに撲殺された。三日後、郊外にある団地の浴室で、またも撲殺死体が発見される! 類似した殺人の手口。そして二人の被害者が持っていた同じ偽造名刺。深まる謎に刑事たちが戸惑う中、さらなる殺人事件が続発する。不動産業界の闇を映す、長編社会派ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
25
品川の高級マンションと北多摩の公団住宅の浴室で男性の撲殺死体が見つかる。最初はそれぞれの所轄署が単独の事件として捜査を進めるが、次第に両事件共通の怪しい人物たちが浮かび上がってくる。読み手が簡単に想像できそうな用地買収に関わるトラブルだけが原因ではなく、さらなる詐欺行為、被害者家族内の事情等も絡みつつ、意図しない殺人も含まれていて、なかなか犯人を断定しにくい仕様。それにしても、登場する何人かの小悪党たちが、刑事の質問に対してギリギリのところまでしらばっくれたり嘘をついたりする厚かましさに感心したわ!?2019/05/23
しゅわ
11
初めての西村京太郎さんの小説です。とても読みやすく、サラッと読めました。有名な十津川警部シリーズも読みたいです(^^)2016/11/23
いづむ
8
トラベルミステリーでない西村京太郎作品。住宅問題が過熱しつつあった昭和40年代、団地・マンション需要が高まると同時に用地買収、不動産売買のトラブルも増加したことを踏まえたミステリーでした。新しいものが出てきたり大きな変化が生じるところでは、その隙間や混乱や下心を利用して悪事を働く輩が出てくるのは世の常。人間の欲深さや浅ましさにため息が出ます。2022/04/29
fumikaze
8
「マンション殺人」(光文社文庫)。1971年刊、帯には社会派ミステリーとある。初期の作品らしく、十津川警部もまだ登場していない。西村京太郎は沢山書いているのでつい駅の売店やコンビニ等で購入してしまうが、本当は著作順に読んでいきたい。2017/01/24
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
8
2016年11月20日 初版。超初期作で、3周目の本である。2016/12/02
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