内容説明
求婚を断った相手が、まさか沙漠の君主だったなんて。大人気作家J・リンジーの伝説のデビュー作、満を持して登場！
18歳になった令嬢クリスティーナの初めてのロンドン滞在は、フィリップという男のせいで台なしになる。裕福そうな身なりに、社交界で異彩を放つ漆黒の髪と浅黒い肌――セクシーな風貌に惹かれたのも束の間、彼はいきなりクリスティーナに求婚し、唇を奪ったのだ。思わず彼の頬を打ち、クリスティーナは逃げだした。数日後、彼女は就寝中に襲われる。目隠しをされ、肩に担がれ、何日も経て辿り着いた場所は、見渡すかぎりの砂の国。暴漢が顔を覆っていた布を取る。クリスティーナは息をのんだ。それは、あのフィリップだったのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyuki_fsog
16
あまり期待してなかった……その分、面白かった♪けど…イライラさせられたわ！H/H共に 一番にお互い伝えないといけないことを言わないものだから！それなのに 憎まれ口を言い合って(。>д<) amazonアウトレットで123円送料0円に負けてポチったけど、充分に楽しめました❤2018/07/01
ばんび
6
どうして信じるの？？2020/10/24
nayui
5
ジョアンナ・リンジー逝去。2019年10月27日没 享年67歳。本書『銀の沙漠にさらわれ』（原書：1977年、邦訳：2017年）がデビュー作。刊行してくれたハーパーコリンズには感謝。現代感覚だと古臭さもあるがコテコテの1970年代ロマンスもまたよい。サンリオのSouthern Series、マロリー家の1作目まではまだ当時の作風の面影があるが、それ以降上手く時流に合わせ多作を遺した作家。遺作は2019年7月16日刊行の『Temptation's Darling』か。一つでも多くの作品を邦訳して欲しい。 2019/12/30
romance_holic
4
これって誰の作品だっけ？と思わず表紙を見返してしまいました。ジュディス・マクノートばりのジェットコースター展開。そして昔懐かしい強引傲慢ヒーロー、犯罪では？という誘拐、誘惑の数々！ もう、もう、盛りだくさんな内容でした。この懐かしさすらかんじるテンプレは…数十年前のデビュー作ということなので、納得です。息の長い作家さんですもんね。確かに「令嬢レジーナの決断」でもヒロインが結婚しないで子供を出産とかありましたし、ヒロインは美人でじゃじゃ馬だったり、やっぱり現在の作風にも残っているテイストがいっぱい。2017/11/23
mum0031
3
令嬢クリスティーナと、シークのフｨリップ。 一目で、クリステイーナに惹かれ 策を弄して誘拐。 徐々に、フイリップに惹かれ愛するようになったクリステイーナ。 敵対する一族に誘拐されたり、フイリップの弟に翻弄されたり、妊娠&出産と、幼なじみのトニーがしつこすぎて辟易する。最終的にフイリップの粘り勝ち。2018/11/29
