超ソロ社会 - 「独身大国・日本」の衝撃

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超ソロ社会 - 「独身大国・日本」の衝撃

  • 著者名:荒川和久
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • PHP研究所(2017/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569832760

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内容説明

2035年、日本の人口の半分は独身者! 少子高齢化より深刻な日本のソロ社会化。結婚してもそのリスクから逃れられない。あなたは一人になっても生きていけるのか? 2035年、日本の人口の半分が独身になる! 未婚化・非婚化に加え、離婚率の上昇や配偶者の死別による高齢単身者の増加など、確実に進行する日本のソロ社会化。高齢化や少子化ばかりが取り沙汰されているが、このソロ社会化こそ、日本が世界に先駆けて直面する課題だ。「個」の生活意識や消費意識、価値観はどのように変化していくのか。内容例を挙げると ◎未婚者は社会悪なのか? ◎働く女性が増える社会は非婚化へ進む ◎男たちは嫌婚になったのか? ◎9割が結婚したいというデータの嘘 ◎配偶者に依存しすぎる日本の夫婦 ◎消費の形が「個と個」の向きあいへ ◎ソロ社会は孤立社会ではない ◎家族とソロ社会とは対立しない 等々 博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクトリーダーが問う日本の未来。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

63
本書は過去から現在に至る日本の未婚、非婚、離婚の状況を客観的に見つめ直し、それらを「郡」としての固まりで分析するのではなく、「個」の生活意識や消費意識、価値観といった視点から分析しているという。2020/02/14

壱萬参仟縁

52
著者のYouTube動画では、53歳とのことであった。ご自身も独身という。従来の家族・地域・会社という旧型コミュニティとは別の、家族的・地域的・会社的な新たなコミュニティを生み出し、関係性を構築しながら相互自立していく社会。とにかく、結婚に対する意識では、男女とも所詮「金」(50頁~)。結婚はするのかもしれない、と漠然と思いつつも、結婚するつもりは今のところない(56頁)。男性の年金制度の3号(専業主夫)は11万人(2013年実績、70頁)。2017/05/13

あきぽん

36
著者は博報堂の独身生活研究者。私は今母と同居しているけれど、東京ダラレバ娘の年頃も過ぎ既に老後不安があるので読んでみた。相変わらず独身者を傷つける結婚教信者はいて(私の身近にもいる)、でも現実として独身者はバブル時代以降増え続けている。既婚者も含めて家族だけに依存しないのがこれからのライフスタイル、という本書の提案。政府は産めよ働けよ、というけれど、働く女性が増えれば結婚しない人が増えるのは当然。でもメディアはそれは言えない。無理に結婚するよりはと選んだ道だけど、やはり自己肯定観は低いのよね・・。2017/03/18

魚京童!

35
久々に面白かった。内田樹が結婚は保険である、みたいなことを言っていた。そんなもんだと思うんだけど、独りでは生きていけないのだ。承認と達成が必要だから。私は独りでは生きてけないだろうなー。怠け者だし、弱いから、そしてすぐ諦める。でも他人のためならやれる気がする。好きなことがないのだ。だから他人の夢を叶えるってすごい素敵な仕事だと思う。休みもないし、余裕もないし、経験もないし、することないし、ないことだらけだけど、独りで生きるって無理だと思う。こんな大きな方針転換初めてだ。人間は弱いし、すぐ潰れる。儚いものだ2017/06/25

リキヨシオ

30
「人口の半分が独身」これが約20年後の日本の姿だという。離婚や未婚化・非婚化の増加が原因とされる。しかし約95%が結婚した戦後からの「皆婚社会」の方が異常なだけで日本の「ソロ社会化」の到来は仕方のない事だという。日本人の結婚規範は高い一方で「結婚しない・できない人」や「協調性や共感性のない人」を許さない風潮「ソロハラ」は増加している。未婚・晩婚・離婚・死別…誰もがソロになり得るソロ社会になるのであれば、この問題を正しく理解して受け入れる必要があるかも。ソロで生きると言っても人との繋がりはとても重要。2017/08/18

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