内容説明
吉田茂、岸信介、池田勇人……など歴代総理をはじめ、政財界の多くの人々が師と仰いでいた昭和の哲人・安岡正篤。高潔なる人格、該博な知識、卓越した識見の持ち主は、幼いころから中国儒教の原点『大学』『中庸』『論語』『孟子』の四書を素読、漢詩に親しみ、若くして心の修養を重んじる東洋学に傾倒する。大学在学中に研究して発表した『王陽明研究』が大きな反響を呼び、東洋学の権威と目され文部省に入省するも「日本の精神文化を高める学問がしたい」という情熱からわずか半年あまりで退職。その後、在野にあって独自の研究を行うとともに「金鶏学院」を設立して、人材の育成に尽力する……。本書は、安岡正篤が終生追い求め、説き続けた「道義」、つまり“人間のあるべき姿”、生き方の指針をわかりやすく図解入りで解説するもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
5
昭和のフィクサーといわれた陽明学者 安岡正篤氏の入門書です。氏の思想のエッセンスと陽明学、日本の陽明学者これらの紹介、そして、安岡氏が指南したという昭和の宰相たちの逸話が掲載されています。氏の著書はこれまでも読んでいたのですが、改めて「難しい」と思いました。字面で分かったつもりになるのが一番怖いもので、これまで東洋思想の読書を進める中で、今、それを如実に感じています。本書では、「誠と「敬」について、あらためて考えさせられました。また、氏が指南した宰相たちが大衆受けの悪い方たちばかりなのが気になりました。2015/09/14
夢仙人
1
参考になった。原典に当たってみよう。2012/01/03
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