在日の涙――間違いだらけの日韓関係

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在日の涙――間違いだらけの日韓関係

  • 著者名:辺真一【著者】
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 飛鳥新社(2017/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784864104777

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内容説明

なぜ、両国関係のこれほどの悪化を止められなかったのか。

韓国人の誤りを正し、日本人の誤解を解くために、

これまで封印してきた祖国への本音を語ります!



「スッキリ!」「サンデーモーニング」ほか、テレビコメンテーターとして活躍する著者が初めて明かす生い立ちと、人生を賭けた二度の政治的転換の軌跡。



半島問題の専門家として、日韓の摩擦と確執を冷静かつ、客観的に分析しつつも、近年の対立激化には違和感が増すばかり。

韓国人よりも日本を、日本人よりも韓国をよく知るがゆえの苦悩と慟哭(どうこく)の思いでまとめました。

「新政権の下で、今後の日韓対立はどうなってしまうのか。これ以上の感情的な応酬を避けるために、日本はどう対処すればいいのか。このままではいけない、何とかしなければならないとの強い思いで、韓国とのつき合い方を変えるポイントを、本書で指摘した」(「おわりに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

35
在日二世で、朝鮮半島と日本との関係について極めて詳しいジャーナリストの辺真一氏が、うまく噛み合わない日韓関係について詳しく書いた一冊です。韓国人より日本を、日本人より韓国をよく知っている著者だけあって、色々と根深い所まで説明してあって、勉強になりました。私自身、そんなに日韓関係についての歴史は詳しくないのではっきりとはいえませんが、戦後の両国の外交のやり取りの色んなすれ違いやら、理性や理屈よりも感情で動く韓国人の国民性など、様々な要因が複雑に絡み合っていて、なんか日韓関係は非常に大変だなと感じました。2018/09/18

西澤 隆

9
朴槿恵政権の終焉頃に書かれた辺さんのいつもと手触りのちがう本は、彼がどう育ち歩いて今のスタンスに至ったかを伝えるもの。通っている小学校が突然都立から朝鮮総連の運営に切り替わったり朴正煕大統領への強い否定の念が伝わってきたり。領土をめぐる話しやいわゆる従軍慰安婦の問題などかなり踏み込んだ思いの吐露もあり、とても真摯な本だなと感じます。文在寅政権になり特にここ1年くらいはコメンテーターとして出ていても擁護が苦しく画面の中で困っていることも多い彼。両国にシンパシーを感じる人がもっとラクになる世の中にしたいなあ。2020/01/08

くりりんワイン漬け

9
左派、右派を感情で決める前に、色々な立場で鳥瞰できる方々の情報をしっかりと入れることは大切である。ただ日韓の関係となると、どうしても偏りがちではある。今回出版された辺氏の本を読ませていただき、記憶にとどめるべき考え方に線を引き2度ほど読ませていただいたが、私の認識の方向性を確かめることができる本でした。参考文献が記載されているわけではありませんが、氏の経験をもとにした考えは、両者の問題点をもう一度考えるヒントをもらえる良い材料でした。2017/05/04

らい

7
日本で育ち、祖国を持つ心情の複雑さをしみじみ感じた。向こう側には向こう側の認識や感情、言い分があるのだろう。その稚拙さがわかるからこその失望というか哀しさみたいなもの、ほのかな怒りを感じた。その点で、きっちりと毅然に対応しない日本の外交にも問題があるというのはわかる。慰安婦合意にしても、被害者や中身そっちのけで、特定の団体が職業として活動してるような印象を受ける。その他も全部上から新たに塗り潰せると思ってるような印象を改めて受けた。国策の是非ではない。卑劣な行いはするべきでない。個人の集まりが国家。2022/03/17

高木正雄

5
テレビでお馴染みの辺先生の本。辺先生をはじめとする在日の方は日韓関係が悪化すると両国の板挟みになって苦悩しているそうだ。この本は朴槿恵が弾劾されてすぐ出版されたものだが、先生が予想していたように慰安婦合意はゴタゴタになった。14年から16年ぐらの中朝関係が悪化していた時期に北を取り込んでおけばと悔やまれる。いまの保守尹政権のうちに慰安婦像など懸案を解決しておくべきだろう2023/12/09

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