内容説明
四間飛車VS右四間飛車の決定版!
指されて困る戦法は何ですか? この質問の答えとして最もよく聞くのが右四間飛車です。飛車、角、銀、桂を理想的なポジションに配置し、4五(または6五)の地点から集中砲火を浴びせます。この攻めがあまりにも強力すぎて、わかっていても受け切れないのが悔しいところで、多くの将棋ファンを悩ませ続けています。
本書は、現在は振り飛車党で、奨励会時代には右四間飛車を多用して独自に研究を進めていたという藤倉勇樹五段が「四間飛車VS右四間飛車」という戦型について、徹底的に解説した一冊です。右四間飛車の圧倒的な破壊力と、四間飛車の正しい対応の両方を熟知している藤倉五段だからこそ書けたこの戦型の決定版です。
第1章で「右四間飛車の基本形」を学んだあと、第2章からは「右四間飛車急戦型」、「右四間飛車左美濃型」、「右四間飛車穴熊型」と右四間の3つの形における成功例と対策を解説しています。また、第6章では「その他の戦型」と題して、飛先不突き右四間や早めの▲6五歩といった変則的な形を網羅しています。
四間飛車に対して右四間飛車で攻め倒したい方も、いつも右四間に悩まされている四間飛車党の方も必見の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
17
ざっと再読。右四間飛車 対 四間飛車の本。 私が使っている、右四間飛車対策はあまり載ってないが、棋力が追い付いたこともあってか、以前よりよくわかった。 右四間飛車狙い撃ち三間飛車は必読。角交換後、▲7七銀からさばいていくのがいいみたいだ。後手番なら4-3戦法がいいらしい2021/12/18
hk
16
藤倉本に外れなしといったものだが、本書もその類に漏れず唸らされる一冊だ。藤倉本の特徴はなんといってもアマチュア目線でのおんぶにだっこの簡明な解説である。そして右四間飛車はアマチュアに選り好みされる戦法の代名詞だ。この両者が融合して上手くいかない訳がない。企画段階で一定程度の勝利が約束されていた案件といえるだろう。さて内容は四間飛車(若干三間飛車)vs右四間飛車のライトな定跡書。枝葉末節には踏み込まず根幹部分を噛んで含めるように解説していく。本書を読めば右四間飛車に序盤から蹂躙されることはなくなるはずだ。2018/02/04
akihiko810/アカウント移行中
14
ざっと読み。右四間飛車 対 四間飛車の本。 難しくて自分の棋力ではよくわからなかった。 右四間飛車はアマチュアに人気なので、将棋やってれば絶対に出くわす戦法なのだが。基本的に振り飛車側は本美濃に囲う対策ばかりの紹介で、美濃を保留して左金を桂馬に紐付けて戦う対策は紹介されてない。そちらの方が「覚えやすい」定跡なのだが…。ショウヤンチャンネルで右四間飛車対策動画は載ってたので、繰り返しみて覚えるしかない2021/08/06
toshiyuki83
1
四間飛車の対応の幅が広がった。まだまだ対応に穴はあるけど、だいぶ対応の手段が広がったぞ!2023/07/27
kinaba
1
最近の他の本だと中心な気がする56歩型の扱いがあっさりしてて、三間に振るだとか、手のバリエーション増えてよさそう2017/07/19
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