文春新書<br> 安全保障は感情で動く

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文春新書
安全保障は感情で動く

  • 著者名:潮匡人
  • 価格 ¥896(本体¥815)
  • 文藝春秋(2017/05発売)
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  • ISBN:9784166611300

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内容説明

地政学だけで国際政治や安全保障を語るなかれ。

近年、国際政治を読み解くツールとして地政学が脚光を浴びてきた。土地という、変更の効かない要素を軸にした地政学は、たしかに百年単位の国家戦略を考えるうえで、重要な視点である。

しかし、地政学だけで現実の国際政治を予測し、対応することは可能なのだろうか。

とくに戦争は、地政学的、言い換えれば客観的な要素だけで起きるのではない。
独裁国家であるなら独裁者の信念(もしくは誤信)、民主国家であるならば大衆の気分によって、戦闘の火蓋が切られることが多いのは、歴史が証明している。
朝鮮戦争では、南進してもアメリカは参戦してこないという金日成の誤信から始まった。外国の例を持ち出さなくても、大東亜戦争は、客観的には敗戦必至の戦争であったにもかかわらず、国民の強い声に押されて始められた。

よって、安全保障は客観性だけでなく、指導者や国民の感情といった主観的な要素が、もっとも大きなファクターになるのである。
北朝鮮が、国際情勢を無視してミサイル実験を繰り返すのも、金正恩の主観に分け入らなければ理解することはできない。そして、大方の予想(これも客観的予測)を裏切って当選したトランプ米大統領の主観も、今後の世界の安全保障を大きく左右する。

元自衛官にして安全保障の論客である筆者が長年温めてきた戦略論の決定版!

【目次】
第1章
「見捨てられた人々」の逆襲が始まった
第2章
アメリカ合衆国が最大の懸念となった
第3章
第二次朝鮮戦争が始まる
第4章
米中戦争の可能性が「非常に高い」理由
第5章
だから戦争はなくならない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

すずひら

3
主にここ数年のアメリカ、北朝鮮、中国の動向を題材にして、安全保障に関わる判断がいかに感情に左右されるか書いた本。散々ニュースで見た内容が多かったので斜め読みにはなったものの楽しかった。 国際政治に限らず国内の政治も全く同様だなーと改めて思った。2017/10/01

Yasuhisa Ogura

3
内容はタイトルとは若干異なり、主に最近の北東アジア情勢を「感情」という合理的ではないものから分析したもの。確かに歴史を振り返れば、戦争開始の判断は合理的ではないことが多い。このような指摘は本書がオリジナルではないと思うが、現在の米国、中国、北朝鮮のトップにはそのような傾向が強いと警鐘を鳴らす点には頷ける。個人的には、日本にも当てはまるかどうかについて言及して欲しかった。2017/09/04

北山央晃

2
この本の分析手法はもちろん感情的なものではなくて極めて理性的かつ合理的である。 いままで国際情勢のダイナミズムを日本人が意識しなかったのはやはり安保体制による庇護とそれを覆う大義名分としての憲法9条の存在だろう。 安寧の時代は終わりつつあるのかも知れない。2017/09/18

Meistersinger

1
安全保障全般の解説本という感じ。地政学には感情が含まれていないと言うが、入っていると思うのだが。2017/10/28

Shigenori

1
『万一、北朝鮮や中国が「日本が攻撃されても、米国は報復しない」と考えれば、核抑止はすぐさま破たんする。(中略)そもそも抑止は人間的な主観や感情の世界である。前述のとおり「相手が攻撃してきた場合、軍事的な対応を行なって損害を与える姿勢を示すことで攻撃そのものを思いととどまらせる」のが抑止である。ゆえに、「損害」をいとわない相手には、通用しない。』 聖書をはじめ古今東西、様々な文献を引きながら、今日の安全保障、平和、戦争を説く好著。あまりにタイムリー過ぎて、すぐ一部の内容が古くなってしまうのが残念。2017/07/23

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