集英社オレンジ文庫<br> 中目黒リバーエッジハウス ワケありだらけのシェアオフィス はじまりの春

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集英社オレンジ文庫
中目黒リバーエッジハウス ワケありだらけのシェアオフィス はじまりの春

  • ISBN:9784086801263

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内容説明

青森から上京した哲太は憧れのクリエイター職に就いたが、ブラックぶりに追い詰められ、好きな女性に醜態をさらし――限界を迎えてドロップアウト。人生に行き詰まり、クリエイターを目指すきっかけになった宗方(むなかた)を捜すうち、中目黒のシェアオフィスに辿り着く。そこでインテリアデザイナーの杢(もく)や料理研究家の千奈美と組み、カフェをプロデュースすることに…!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

59
広告代理店を一度ドロップアウトした青年が、中目黒のシェアオフィスでカフェの立ち上げに関わり再起をはかるといったストーリー。一度コケると立ち上がるのは難しいものですが、失敗を恐れず前向きな主人公の根性はすごい。仲間ができたうえでのプランニングというのも楽しそう。楽しいばかりではないのはわかっていますが、これからの人間関係の変化を見届けたいという気持ちになりました。2017/03/19

よっち

41
青森での田舎生活を厭いクリエイター職に憧れ上京した哲太。しかしブラック企業で限界を迎えて脱落し、人生に行き詰った彼が憧れだったクリエイティブ・ディレクターを捜し始める物語。好きな人も仕事も生きがいも一度に失った哲太が、中目黒のシェアオフィスで出会った仲間と協力し、顧客が始めたいカフェのプロデュースに挑戦する展開。一度は挫折した哲太もこれまでいろんなことに挑戦してきたことが無駄になっていなくて、仲間や顧客ときちんと向き合って頑張ろうと奔走するその思いは熱く心に響きました。続巻あるなら仲間の掘り下げも期待。 2017/04/05

瀧ながれ

25
会社を辞めた勢いのまま走り出す主人公が、停滞していた空気を引っかき回す話で、読みながらこっちも気持ちよく引き回されて楽しかった。若者ズが有能なのも、ストレスなくてよかったです(主人公の能力が足りないという展開かと身構えてましたが、前の職場での経験はきちんと実力につながったのですね)。カフェ開店までの奮闘がテーマだけど、読み終えたら絶品の紅茶とコーヒーとバラのアップルパイばかり印象に残る。クリエイターの仕事って、物理的になにかを組み立ててこの居心地のよさを作ることなんだろうな。続編ありそなタイトルで楽しみ。2017/11/10

まふぃん

18
岩本さんなので、手に取りました。前半は少し読み辛い感じでしたが、後半は岩本さんらしいお仕事小説で一気読み。別のBL作品はと少し重ねましたが、シェアオフィッスなど、今風です。2017/09/28

きょん

16
バブルの頃のクリエイターのシティライフ(これって死語?)に苦笑し、意識高い系の男女の行動にしんどそうだなあと思って読んでいた。とりあえずシェアオフィスのうち3室4名しか登場していないので、各メンバーの掘り下げやほかの部屋の入居者たちが絡んで続編ありそうですね。2017/04/07

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