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内容説明
今アメリカで注目を集める、誠実に複数の人を愛す「ポリアモリー」(複数愛)。不倫とも浮気とも違う多様な愛のかたちが見えてきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スノーマン
24
近藤史恵『みかんとひよどり』の登場人物にポリアモリー主義者がさらりと出ており、?と気になりこの本へ。へぇ〜!と連続。家族、恋人という価値観がガラリと変わる。江國香織の『きらきらひかる』を読んでいたので、とても入りやすかった。専門的な記述も多いので全てを理解したわけではないけど、全体として受ける印象は、知的な自立している人間にこそ出来るライフスタイル、て感じ。そして面倒くさがりな私には無理。ポリアモリーもバイセクシャルの人も、すごく柔軟で、異性とか同性とか飛び越えて人間として愛することが可能な人。高度だ!2019/07/22
くさてる
19
不倫とも浮気とも違い、誠実に複数のひとを愛するライフスタイル「ポリアモリ―」。この本を読んで、初めてその存在を知った。アメリカでのフィールドワークを通じて、興味本位で無く、誠実かつ丁寧にそのライフスタイルを解説した内容で、読み応えがありました。2015/07/13
ケー
18
一人を愛し続ける愛し方(モノガミー)ではなく、複数同時に愛するのがポリアモリー。本書はそんなポリアモリーがどういう経緯で誕生し、実際にポリアモリストがどういう意識で生活しているかを紹介した新書。興味深かったのはポリアモリーの中でも幾つかの形式に分類されること、また、愛する方法も必ずしも全員平等というわけでなく、ある一定の順位があったりすること。決定的に不貞行為と違うのは、全て関係性をオープンにして隠したりしないこと。愛するという行為に非常に誠実な態度だと感じたのは事実。2020/01/27
きなこ
18
関わる全ての人の合意の上で、複数の人と、一対一のパートナー関係を結ぶ。二股や浮気や不倫とは一線を画す、新しい愛の形。アメリカでのフィールドワークが元になっていて、実態がなんとなくわかった。愛について深く考え、相手との対話を繰り返しながら向き合っている、真摯な姿が浮き上がってくる。こういう方法もあるんだな、と見方が広がった。しかし、めちゃくちゃめんどくさいな!というのが率直な感想。1人の人と親密な関係を築くのにも大変なのに、それを複数の人と築くなんて、なんてレベルが高い人たちなんだろう。尊敬する。2018/02/08
そばかす♪
17
新しい愛のあり方、価値観の提示。複数を同時に愛することは私自身の中にもあるコトでとても理解出来る。だけれど、嫉妬などの感情を理性的にコントロールし、相手の気持ちにも配慮することが出来るかは、甚だ自信がない。2015/09/22
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