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内容説明
デフレ脱却のための異次元緩和やマイナス金利導入など、日銀の動向に注目が集まっている。そこで2009年の旧版にこの間の情報を加筆。日銀誕生から最新の政策まで丁寧に解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
74
歴代日銀総裁の中で一番職員に尊敬されているのは、第2次オイルショック後就任した前川春雄だという。彼は、日銀の存在姿勢を福沢諭吉の言葉より独雁と称した。独雁とは、周りの雁が餌を啄んでいても必ず一羽は首を上げて周囲を見渡していることをいい、毅然たる日銀の姿勢を示したそうである。では、現代の日銀はどうか?という本である。個人的には、潜り込んだ経済学部の金融論やら財政学講義を思い出した。コール市場や公定歩合と日銀の絡みが分からぬ方がさらっと平易に言葉の整理をするには良いとは思う本。僕もそうした本となった。2017/07/31
鮫島英一
13
父親から渡された作品で、そうでなければ手に取らなかった。広く浅く読みやすい作風は初心者にはありがたいのだろうが、ある程度色々知っていると突っ込みどころがかなりある。描き方や価値観が単純化され過ぎてないか? こういう類の書籍は入門書としての価値は認めるけど、この作品を読んでより深くを知ろうとさせる作風でない。ジャンルは異なるが多田 将先生の「すごい宇宙講義」は宇宙論をわかりやすく描いていますが、同時にそれ以上を知りたいと思わせる何かがあった。少なくとも僕は池上氏の作品にはそれを感じませんでしたね。2025/06/21
肉尊
10
改訂版と聞いて購入した一冊。量的緩和政策を貯水タンクの水圧で例えたところは流石でした。肝心のマイナス金利については概要の説明はちょろっとあったものの、もう少しインパクトのある説明が欲しかった気がします。国債を101万円で買って100万円返しているような倒産覚悟の日銀の今後が思いやられますね。カンフル剤の副作用が日本の金融政策に暗雲をもたらしている気がします。2017/08/07
dou
8
毎年34兆円発行されてる国債を、毎年80兆円買う日銀。異例の時代だからこそ、気になって読んでみた。中でも、日銀による金利操作の変化が面白い。1994年から、日銀が金融機関に対して、公定歩合を上げ下げして金利を操作していた時代は終わり、金利を市場原理に任せることになった。だから現在では、国債の売りオペ買いオペによって金利を操作しているのだそう。分かりやすく、良い本。2019/09/02
森田裕之
8
自分にとって新聞やニュースを見ていて分かりにくいものの一つが金融政策だったので読んだが、いつもながらの池上さんらしい分かりやすい解説だった。金融とは何かに始まり、紙幣の発行の仕組み、日銀の成り立ちと今までの歩み、そして金融グローバル化時代における日銀の役割といったことがバランス良く解説され、またそれだけでなくアメリカの中央銀行であるFRBの成り立ちと仕組みについても言及されている点が良かった。これから新聞やニュースを見て疑問を持った時に本書に立ち戻って理解を深めたいと思う。2017/06/11
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