東京の台所

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東京の台所

  • 著者名:大平一枝【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 平凡社(2017/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582620597

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内容説明

朝日新聞ウェブサイト大人気連載の書籍化。東京に暮らす50人の台所を収録したビジュアルブック。台所を通して知る50色の人生とは。収納や食材など実用コラムも満載。
著者ホームページ
「暮らしの柄」
http://www.kurashi-no-gara.com/

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

133
著者が東京で暮らすさまざまな人々の台所を写真と文章で紹介していく本。非常に面白く、読んでいるとちょうど友人に手作りの料理をごちそうになった時のように、温かな気持ちになった。別に瀟洒な台所が出てくるわけではなく、登場する人たちも普通の人ばかり(ホームレスの人もいる)なのに、良く出来た短編小説のような味わいがある。私達の平凡な生活の中にある多様な豊かさを、著者がうまく引き出している感じだ。個人的にはフリーライターの実家の古ぼけた昭和風の台所が好きだった。2015/12/18

mukimi

130
東京都民のリアル台所取材記。お洒落雑誌のピカピカキッチンとは違う、はみ出してしまう染み出してしまう、現在進行形で毎日を生きる人々の息遣いと生々しい人生を映す台所の写真と物語。登場する生活人達は、違う世界線を生きている自分の様な気さえしてくる。豪邸もシステムキッチンも要らない。シンプルでコンパクトで心と体がほっとする場所であればいい。亡き母の遺した家に移り住みそのままの台所を慈しみながら使い続けるアラフィフ独身女性、結婚資金を貯めながら築古の狭小住宅に身を寄せ合って暮らす20代カップルが特に心に沁みた。2024/02/28

しいたけ

79
これ、最高!おしゃれなインテリア本でもなく、断捨離でもなく、只只普通の東京の50の部屋の台所が載っている。古い家、中庭がある家、長年の磨き痕で白くなった流し、何故かザルばかりある台所、色んな隙間から洗剤が出てくる台所、床に置かれた新聞入れ、何本もあるソース。娘がつれてくる彼のためにたった1客買い求めた高価な湯のみ茶碗。年齢も、家族構成も暮らしぶりもそれぞれ、その住民の人となりをこっそり覗き見る楽しさ。それぞれの人生を紹介する文も良い。綺麗に整えるよりも、居心地よく整えることが大切なのではと思わせてくれた。2016/04/14

ぶんこ

64
オシャレで機能的なキッチンの紹介ではなく、市井の人々の普通の台所を、著者がきちんと取材されていて好感が持てました。特に東京と限定されたのは、各地から出てこられた人々が多く、各地の名残り、特色が垣間見えるのではと思われたからだそうです。台所の紹介なのですが、それぞれにドラマがあり、また著者の目線が温かいので一緒になってエールをおくりたくなってました。素敵な本に出会えて読書メーターとお気に入りさんに感謝です。2017/11/15

クリママ

51
東京に住んでいる人、約50軒の台所などの写真とその解説。そこに住む人の人となりが見えるようだ。よそのお家の台所はどうしているのか、ちょっと興味がある。私としては、なるべく少ない道具で、油汚れやほこりが付かないように仕舞いたいと思っているけれど、器具、食器、調味料など、オープンにいっぱい出ているお家が多い。祖父母の代よりも前から東京に住んでいる者として、「東京の台所」というからには、何か東京に共通する特色があるのかと思ってページを開いたが、そうでもなさそうなのが残念。東京と言うより、都市部の台所図鑑か。2022/08/24

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