創元推理文庫 不良品探偵

著者名：滝田務雄【著】

東京創元社（2017/05発売）

• ISBN：9784488499044

内容説明

馬鹿ファンタジスタ、手遅れ確定のダメ人間、ネジの抜け落ちた規格外の頭脳を太い鉄筋でつなぎとめている男。白城一馬の変わり者の先輩、藍須救武を評する言葉は数あれど、端的に言うならば、まさにこの言葉がふさわしい。すなわち「伝説の不良品」。普段はしようもない言動で一馬を振りまわす藍須だが、自らの高校で、バイト先であるお寺やたこ焼き屋で、ひとたび謎を前にすると謎解きの天才になる？！　ミステリーズ！新人賞受賞作家が贈る新シリーズが開幕する！　伝説の不良品探偵・藍須救武の活躍と白城一馬の毒舌をどうぞお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ダイ＠2019.11.2～一時休止]

連作短編集。探偵・警察の掛け合いがイイ感じ。キャラの濃さは女刑事に軍配？。

2017/12/29

[momi]

田舎の刑事シリーズが好評な著者のコミカルミステリー！今回は学園もの！主役の二人は高校生！！なんだけど…いや〜それはないでしょ〜。高校生が貴様とか言う？！で、お手数かけたって…。挙げ句の果てには…マグロの頭を買っちゃう？！気の迷いでマグロ！高校生なのに！！漫才のネタのようで、たしかに楽しくてクスッと笑えちゃうけど…設定に違和感あり！！素行の悪い女刑事のキャラは際立っていて面白いけれど…高校生に無理があって、そっちが気になって集中できなかった。でも落語を聴いているようなテンポの良さは著者の作品の良いところです

2017/05/21

[み]

さくさくと♪この作家さんらしい脱力系なキャラと名前でした。お話しの謎解きは楽しみました(^^)

2017/11/14

[マッちゃま]

氏らしいユーモア…と言うよりも似合う言葉で、「脱力系」なミステリ。実生活ではポンコツ以外の何者でもない高校生 愛須救武だが、隠れた事件を見つけ解決する能力だけは素晴らしいタイトル通りの不良品探偵が活躍する短編集。楽しいキャラ達の掛け合いと不可思議な謎が逆説から綺麗に解き明かされていく快感に酔いしれました。あとがきによりますと、まだまだ続編も期待できそうですしお気楽に待ちたいと思います。

2017/06/15

[Mie Tange]

高校生と刑事さん2組の凸凹コンビが、 大小さまざまな事件で活躍する話。 全5篇ですが…最後の話だけちょっと モヤモヤが残りました(´･ω･) この順番じゃなかったらもっとスッキリ 読み終えれたのに(笑) あと2話目以降の終わり方(オチ)固定されるのに なんで1話目だけやらなかったん？

2021/08/17