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内容説明
誰にも文句を言われず好きなだけ寝ていられる。時間を気にせず好きなことができる。10万円で小屋を作ってベーシックに暮らす(Bライフ)までの試行錯誤。雑木林に土地を買い、手工具で小屋を建て、水や電気、トイレ等の生活設備を整える。地元の人の反応や野生動物との出会いも。文庫化にあたり薪ストーブの楽しみについても追記。小屋ブームの一端を担った本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
51
私を知る人からは「お前にゃ無理」と笑われそうだが憧れる。冷静で自己が確立し孤独に強い方とお見受けする。薪ストーブ及び火の魅力に文字通り骨抜きにされる様が人間味があってよかった。2017/03/06
たまきら
31
夫が借りてきました。私たちの開拓地にはすでに小屋が立っており、基礎もしっかりしているので、インフラ整備とメンテが次の課題なんですが、この人の生きる実験のような生活はとても面白かった。人間どこまで簡素な生活ができるのだろう?所有ってどういうことだろう。子育てをする前、自分だけでも生きていけると感じていたあの頃を夫と思い出して笑いました。子供がいるだけで当たり前のように使っている様々なものにふと気づく良いきっかけになりました。2020/07/22
Nao Funasoko
25
「スモールハウス」著者による実例ハウツーもの。具体的で参考にはなる。が、弱者救済制度のすきを突くようなやり方は好悪判断分かれるところかもしれない。「スモールハウス」で紹介していた思想が途端に陳腐なものに感じられてしまった。2018/07/28
阿部義彦
22
これは久々のヒット作、流石筑摩書房です。精神が自由になり、リラックスできて至福の読書を経験できました。私の今月イチオシに決定!著者は東大哲学科を出て慶應の院で哲学科博士課程単位取得後に退学。合法に好きな時に起きて寝る生活を送る為に雑木林を買い自作で小屋を作り暖を取り自炊してロフトで寝るそのノウハウと実践の記録です。生きるのに必要最低限のbasic lifeの勧め。月1万円もあれば圧倒的高水準の食事がとれるし安物のカセットコンロ一つあれば死なない所か大体のものは作れる。夏よりも冬の方が住み易い等。魅力満載2017/03/05
魚京童!
19
ウォールデンの森の生活には程遠い。哲学しすぎて迷っちゃった人みたい。彷徨える自由人にはなれないみたいだ。小屋では暮らせないし、暮らさないけど、ドキドキできるのはいいよね。コンクリートジャングルにまみれて生きていると生を実感することがない。山に這入ってクマに襲われるかもって思うときに流れる脳内物質は止められないよね。あれがあることで私は生きているって実感してしまって、やめられなくなる。完全に生物に囚われているよね。愉しみというか、脳内麻薬に酔っぱらわないで生きる生き方を山の中で見つける修行僧にはなれないよね2020/07/22