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内容説明
「やせさえすれば、自信がつくのに」「やせさえすれば、やる気が出るのに」--こんなふうに思ったら「ダイエット依存症」かもしれません。いま物足りないものをすべて「やせさえすれば」に結びつけてしまう心理はどこからくるのか。ダイエットに疲れた人、「上手に」ダイエットをしたい人、自分と身体の関係を考えてみたい人に、精神科医が説く「ダイエット依存」の病理と「成功するダイエット」のための処方箋。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩灯尋
12
今ダイエットをしているが、たしかに「この食事でどれだけ増えるのか」「痩せなければ」と思うことは多く、食事も楽しむというよりはいかに無駄なカロリーを取らないようにするか、というプチストレスになっているのかもしれない。ここに書かれていた「対して痩せていなくても堂々としている人や楽しそうにしている人を見て"ああいうのもありかな"と魅力を感じる」という考え方がとても大切なことのように思う。2018/05/29
Yuyu
11
私も基本的に自分が嫌いで、「せめて、痩せてないと、、、」と思って生理が止まるくらいダイエットした事あります、、、。「自分が管理を任された身体」という考え方。を読んで、そういう風に考えた事無かったし、そう考えたら、ちょっと自分(の身体)が愛おしく思えました。他にもいくつか、忘れたくないなっていう考え方があったので、手元に置いておきたいかも。2015/04/25
けんちゃん
10
図書館で。自分はたしかに該当する…と思いつつ読みました。うなづくところはたくさんありましたが、読んでいるうちに苦しくもなってきて…それでも途中で読むことをやめられない自分にあらためて落ち込んだり…1ヶ月近くかけて読んだわりには、しっくりこなくて残念な1冊でした。2013/08/28
しげ
8
ダイエット依存の例から、心の動きを読み解いていく本。自分の心を理解するのにとても役立ちました。読んでよかったです。夢や理想を持つことは「いいこと」とされているけれど、それは現在の自分を否定する「つらいこと」でもあり、それを素直に「つらい」と感じてもいいんだ、と思えるようになりました。大学の卒業式で、ある先生が「せめて自分だけは、自分を甘やかしてください」と言われていたのですが、その言葉を思い出しました。挿絵やデザインもかわいらしくておしゃれです。2012/11/02
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
7
ありのままの自分でいる、ということは実に安易に言われているけど、それが「他者の評価に自分をゆだねないこと」と明言するものに出会えたのはこの本が初めて。2012/04/16