内容説明
「トランプ大統領」はなぜ誕生したのか?
EUはこれからどうなる?
「憲法上、日本は核を持てる」って本当?
――「不確実」の現代を自分の頭で読み解くために
日経新聞本紙朝刊の大人気連載「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」の書籍化第3弾!
池上先生が東京工業大学の特命教授として講義を受け持ち、学生に現代史やニュースの解説をするなかで感じたこと、大学生や20代をはじめとする若者たちへ伝えたいメッセージなどを綴ります。
「トランプ氏当選」や「Brexit」など、人々の分断やこれからの世界の不確実性などを示すニュースが相次いだ現代、なぜ「まさか」が起きたのかを振り返りつつ、「世界はこれからどうなるか」を自分の頭で読み解くためのヒントが得られます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
17
トランプ新大統領が掲げた「アメリカ・ファースト」、それは第二次大戦前のアメリカと同じ?アメリカの主要メディアが掬い取れなかった白人労働者の怒り、生命科学を学ぶ意義、人生をかけるテーマの見つけ方etcアメリカ、EU、日本など「不確実」の現代を自分で考え、読み解くための本。2017/09/13
謙信公
16
トランプ氏当選、ブレグジット、オバマ大統領広島訪問など「絶対あり得ない」が通用しなかった2016年、なぜ「まさか」が起きたのかを振り返りつつ、「世界はこれからどうなるのか?」「日本の進むべき道は?」を投げかけ、現代史の重要性を訴える。歴史には人間の愚かさや叡知がたくさん詰まっている。愚かな歴史を知り、少しでも失敗をくり返さないようにする。現代史を学ぶ必要性だ。最後に、社会に旅立つ学生に「かつてもっていた理想は、歳月が経つとともに薄れていく。あれほどあふれていた正義感は、さて、どこへ行ったやら。」耳が痛い。2021/10/25
赤い熊熊
14
もう大学生なんだから自分で考えなさいよという本で、そのための手がかりとして現代社会の問題を解説されています。2017/05/26
*
10
EUROは何故生まれた?不法移民の定義とは?…つい忘れてしまうからこそ、何度でも「そもそも論」を大事にしたい▼最後に、「原子力をもっと世のため、人のために使う技術を開発したい」と志す学生が紹介されていた。「原発か、脱原発か」でフワフワした議論に陥りがちな現状にあって、その強い覚悟。目を開かれるような気持ちがした。哲学の道とは、常に茨の道なのだ…2018/01/29
ヴァン
10
著者が若者に語りかけるかたちで日経新聞に連載したものに加筆してまとめた一冊。全体を米国編、世界編、日本編、大学編にわけ、時事的なテーマの解説とそれについて考えるヒントを提示する。若い世代にとってはすでに9.11テロさえ歴史になってしまっている、という記述には考えさせられる。2017/05/21
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