SB新書<br> 負けを生かす極意

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SB新書
負けを生かす極意

  • 著者名:野村克也【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2017/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797389388

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内容説明

★監督通算成績1565勝1563敗、プロ野球でいちばん負けたからこそ語れる、負けを「次」に生かすノムラ流極意

「負けに不思議の負けなし」――野村氏の言葉のなかで最も知られているものである。
ID野球で知られ、日本一も経験した野村氏の監督通算成績は「1565勝1563敗」。
あれだけ勝っていながら、実はプロ野球でいちばん負けているのである。
そんな野村氏の、善く負けて、善く勝ったからこその、重みのある言葉でもある。

プロの世界では、たった1敗をきっかけに、頂点から奈落の底にまで落ちてしまうことが往々にしてある。
かといって、負けが込んでいるようで、気がつけば最後にトップを取ることすらある。

人は目先の勝利やヒーロー、華々しいプレーや結果にばかり目を奪われがちだが、本当に強い者は、最後に勝つ者であろう。
最初は弱く、失敗をし、負けていても、弱者には弱者の戦略(兵法)があり、奢れる強者を逆転することは決して夢物語ではないし、これまでの野村氏の野球がそれを証明している。

そのためには、ただの「負け」を無意味な1敗にするのではなく、明日につながる根拠のある「負け」や、次への伏線となる「負け」にする必要がある。

いま日本では、国際競争力減退、格差拡大、人口減少……を抱えている。
またビジネスパーソンも左遷、撤退、リストラなど、置かれている状況は芳しくない。
目先の個々の現象としては「負け」しかなくなった現代日本――。
いま必要なのは、「負け」思考・志向の現代人の常識を覆し、最後に勝利をつかむための
<次につながる意味ある負け方>
<最終ゴールへの伏線となる負け方>
<大局観をもったうえでの局地戦での負け方>
である。

名将・野村氏だからこそ語れる「負け」を生かす勝利への極意。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チック君

43
読了しました。野村勝也さんってやっぱりすごい経験してきた監督だなと読んでて思いました。『勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負けなし』勝つときは運とか相手のミスで勝利を手に入れるときはあるが負けにはどんな負け方にも突き詰めていけば原因(敗因)がある。この原因を次に繋げることが大事であるというのは今のどんな組織でも一緒だと思いました。失敗しない人間なんていない、失敗を次にどうつなげていくか、どんな人にも関係することですね。野球から学ぶ事も多々あります。2017/06/11

I.T 

7
強い組織を作るためには、信頼関係が不可欠。だから過ちを犯したときは、素直に謝ることが大切。 簡単な事に思えて、そのままにしてしまうこともあるかもしれない。将来仕事についたとき、自分の気持ちをいつでも押し付けるようなことはしないようにしよう。と思った。2018/01/28

kabeo

6
こうやって書籍で読むのは抵抗無いんだが、野村さんみたいな人と付き合うのはちょっと敬遠してしまうところが自分の未熟さだな。「負け」も早く忘れたい方だし。広島 緒方監督や日本ハム 栗山監督のような優勝監督でも評価しないところが凄い。2018/02/11

as

6
大沢啓二氏を批判出来る人は、現在はこの人だけ! でも、上司の悪口は野村克也氏こそ一番言っている気が・・・・。2017/07/20

くま

4
私の心の師匠、野村監督。 書かれている内容は今までの本と同じ。でも、今回は野村さんが引用した武田信玄のことばが響いた。 「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴がでる、いい加減だと言い訳が出る」 やるだけのことをして結果がダメなら、諦めがつく。まずは一日を丁寧にいきられるかだ❗2017/05/20

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