感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由

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感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由

  • 著者名:加谷珪一【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • SBクリエイティブ(2017/04発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797390391

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内容説明

経済を動かしているのは私たち一人ひとりの消費活動。でも、経済学という存在は、あまりにも私たちの日常生活からかけ離れていて、GDP、インフレ・デフレ、円高ドル安など、何度聞いても頭にスッと入ってきません。経済というものが、まったくの他人事のように思えるのは、なぜでしょうか?

その理由は、経済学の本があまりにも無味乾燥に書かれているせいもありますが、多くの人が経済を「感じる」ためのコツを身につけていないことが原因。
経済は、頭で考えることも大事ですが、何よりも「感じる」ことが大事。
どの商品がよいのか、どこのサービスがよいのか、自分自身がしっかり感じ、選択することは、立派な経済活動であり、それが数字や指標になったものが経済学なのです。

本書は、無味乾燥に思える経済について「感じる」ことができるようにするためのもの。経済を動かす原動力は経済政策ではなく、わたしたち一人ひとりの行動にあります。経済を感じることができるようになり、皆がもっと前向きに行動すれば、必ず経済はよくなるでしょう。実はこれが日本経済に対する最大の処方箋なのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおたん

22
経済の勉強本。表現が優しくわかりやすかったです。投資初心者や経済学を学んでいる若者に良いと思います。全体像が掴めると思います。◆途上国が付加価値の低い軽工業からスタートする理由→労働力はあるがお金がないため→設備どうしがほとんど要らない軽工業からスタートする。◆GDP=消費と投資の総額◆消費、投資、政府支出◆GDPの三面等価=お金を使う立場「支出面」、モノやサービスを提供する立場「生産面」、受け取った対価をもらう立場「分配面」2022/05/21

Shinya

20
本書はミクロやマクロといったアカデミックな経済学の入門書でなく、 文字通り、「感じる経済」からはじまりGDPや雇用や消費について丁寧に解説している。 生活の中で見聞きすることの多くは経済に絡むものであるので かたい勉強として取り組むのでなく気軽に経済学を勉強したい人にとって とても良い一冊である。 本書の最後に、経済を動かすのはあなた自身というメッセージが本書で言いたいことを 一言で要約しているようである。 2018/08/06

まゆまゆ

13
一人ひとりが経済を感じとり、主体的に行動できれば、景気拡大もできる。経済の原動力は人の気持ちによるところが大きいので、長期的な人の心理状態の変化は経済活動に大きく影響する。互いに影響するGDPの構成要素である消費と投資、政府支出の考え方を易しく紹介していく内容。2017/07/03

libra

12
何となく見知って理解していたキーワードを再認識できた。序盤のドーナツの例みたいなケーススタディの方が個人的には読みやすかったけれど、勉強になったのは後半かな。ただ前半のような内容がもっとあればよかったかも。2017/09/18

海星梨

8
KU。こういうのだよ、こういうの! この前読んだ『経済学的にはありえない』もこれと同じ「経済は人の心に左右される」っていう趣旨なんだけど、わかりやすさと勉強になった、世の中を説明している、っていう度合いだけが全く違うんだよな〜。具体的かつ身近な事例から始まって、経済の基本的な考え方を教授してくれた上で、なぜ日本経済が停滞しているのかに迫る。表紙に惹かれて手に取ったけど、期待以上の内容だった。コロナ時代版も読みたい。2022/06/01

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