扶桑社BOOKS新書<br> 人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~

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扶桑社BOOKS新書
人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~

  • 著者名:渡部昇一
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 扶桑社(2017/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784594076283

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内容説明

渡部昇一先生が読者に託した遺言書!

「まえがき」より
確かに先例のない情報技術革命の時代であるのは間違いないが、人の生きる道、糧、幸せのあり方は、昔と大きく変わりはしない。
自分が尊敬する師や先輩の声に耳を傾ける。豊かな読書を通じての知的な体験など、自らの進むべき道は、先人の教えの中にヒントが宿っているものなのである。
<中略>私も人生の中で大いに苦しみ悩んだが、振り返ればその時々に師と仰いだ先人たちの教えに何度も救われたのである。

※本書は二〇〇五年一月、海竜社より刊行された『渡部昇一の思考の方法』を加筆修正し、大幅に改訂したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

156
人生の方向を変えたければ、人一倍の欲求が必要。失敗を気にして臆病になってはいけない。進むことを恐れてはいけない。…知らない自分を素直に認めること。世の中には建前と本音が渦巻いている。見抜く力を養うこと。肝心なときに踏ん張れるかどうかで道は変わる。安全が保証された道はない。進んで成功するかは全くわからないのだから。…長い人生、じっと待つべき時もあるが、その間に決して腐らず磨き続けてこそ、運を掴むことができる。どんなに紆余曲折を経ようと、目標を見失わないことで視界は拓ける。自らに問いかけることで機会は訪れる。2022/04/09

レモングラス

84
考えるにつけ、人生とは、おおむね碁のようなもの。下手に打てば大きな石がすべて死ぬという場合がある。打ち方さえうまければ、つまらない石まですべて生きてくる。人生に置き換えて言えば、とてつもなく大きい目数の大きい碁盤で碁を打っているようなもの。人生の良し悪しは、常にこれから打つ石によって、つまり、その先の一歩の踏み出し方によって決まるということだ。碁の知識が全くない私の心にも沁みます。高橋是清が紹介されて、自分は絶対大丈夫と根拠のない自信、自己暗示が本当に幸運を呼ぶも好き。やすらぎさんのレビューに感謝。2022/05/14

forest rise field

30
渡部さんの本は難しい事でも分かり易く、私は好きだ。こういう本を読み、向上心や向学心を煽られ人生を豊かにしていきたい。悩みや苦しみは誰もが抱え、楽しいだけが人生じゃない。そういう事をトータルに考え、毎日頑張ろうと思う。内容で参考にしたいのは幸田露伴の「幸福三説」(惜福・分福・植福)だ。2023/11/29

かわうそ

30
★★★★☆①幸田露伴の幸福3説 惜福、これは成功した時こそ肝に銘じよということにもつながる、分福は幸福を分け与えること、植福は幸福の種を植えておくこと。 ②厄介な嫉妬に取り憑かれた時は自分もあやかりたいて思うという心境に変えてしまえば嫉妬も良い方向に持って行ける。 ③逆を考えてみる、それによって思考能力は一歩、上に行くことが出来る。 ④複雑な問題も自分の感覚に照らし合せる。これは自分の感覚まで物事を降格させて考えるということだ。 ⑤優秀な人ほど劣等感を持つものだ。劣等感は成長の起爆剤にもなりうる。 2021/12/10

roatsu

23
母校の大先輩が遺してくれた味わい深い言葉の数々。時の流れと共に様々な変化が社会に起きても、決して変わることのない人間としての大切な基礎と正論がご自身の人生経験と培った知性に裏打ちされて述べられる。まだまだ未熟な自分の至らなさにハッとさせられ、また先生と自身の考えが一致している部分はこれでいいのだと背中を押してもらえる、慈父の言葉を聞くように勇気が出る一冊。65~72頁、86頁~92頁など真骨頂と思える記述が心に刺さる。本書の中の一つでもすぐに日常に実践してみることで特に若い世代は良い変化が得られるのでは。2017/06/03

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