決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

  • ISBN:9784901234948

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内容説明

<p>成功の鍵は「結論」よりも「正しいプロセス」</p><p>なぜ、判断を誤るのか。なぜ、決めたことが実行できないのか。真に重要なのは「結論」ではなく「プロセス」だ。ケネディの失敗、エベレスト遭難事件、コロンビア号の爆発事故など多種多様な事例をもとに「成功する意思決定」の条件を探求。人間性の本質に迫る、画期的な組織行動論・リーダーシップ論。</p>
<p>重要な決断が下された後で、どうにも腑に落ちない思いを抱いたことがないだろうか。「どうして、あの時、あんなバカな決断をしたのだろう?」と。
なぜ、判断を誤ったのか。なぜ、決めたことが実行されないのか。
ビジネスの様々な局面で人が直面する、迷いや不安、組織の壁、錯綜する情報、議論の迷走……。世界の不確実性を前に、それでも必死に「答え」を見出そうとする努力は、しかし、必ずしも報われるとは限らない。
真に重要なのは、意思決定の「結論」ではなく「プロセス」なのである。
ケネディの誤算、エベレスト登山隊の悲劇、ジャック・ウェルチの改革、コロンビア号の惨事、ノルマンディー上陸作戦……。ビジネスだけでなく、多種多様な分野の事例研究によって著者が到達したのは、人間性の本質に迫る、透徹した洞察である。本書で示される「成功する意思決定プロセス」の条件と、「意思決定の4C」をはじめとする実践的なガイドラインは、リーダーやマネジャーは勿論、組織に関わるすべての人に多大な示唆をもたらすに違いない。
いわゆる意思決定論やリーダーシップ論を超えた、画期的な人間行動論である。 </p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

9
ウォ-トンビジネススクールの経営学の教材だと思います。意思決定というかさまざまな失敗の事例を挙げてどのようにしてそのような決定がなされていたのかを分析しています。どちらかというと行動科学的な側面からの分析が多いようです。ケネディやジャック・ウェルチなどの事例は読んでいて反面教師的な部分が多いと感じられます。2014/09/03

ケー

8
読書会の課題本として読んだけれど、とてつもなく新しい知見っていのはなかった。でも、それは古いという意味ではなくて、もはやスタンダードとなった考えかたという意味では、今読んでも全く通じる好著。2022/04/07

しんこい

8
会社で決断するヒントに、まあこういう本を読んで先例ばかり集めたり確率を追究してもダメだな、とか専門家が言っているのだから質問は遠慮しようとかそういう事ではいけない、と思いました。2015/04/03

Yohei

5
目的とする成果の獲得には、意思決定とコンセンサスの2つのプロセスを如何にマネジメントするか?が基本的なリーダーの課題とされる。 質の良い意思決定をするに批判的意見を幅広く机上に挙げる反面、グループ内の感情的対立ゆえコンセンサスが低下し実行不足になるというジレンマ… 周りを見渡しても、「専門家の意見を聞いて…」や「決めるのは我々です!」では到底結果に結びつかず、意思決定をリーダーだけに丸投げしてはいけないことがよくわかる良書。2021/09/23

Qucchi

2
意思決定の結論の質ではなく、意思決定のプロセスの質を上げることに着目された本。VUCAな時代において、質の良い結論を生み出せても時流に流され有効性は失われやすいが、プロセスの質はコントローラブルなので有効性を失いにくいと感じた。また、本書で紹介されていた、当事者間で「小さな成功(小さな合意)」を積み重ねて結論まで持っていくプロセスは、当事者間の心理的安全性の構築にも繋がると感じた。一昔前の本だが、学びが多かった。2021/01/20

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