日本経済新聞出版<br> あの会社はこうして潰れた

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日本経済新聞出版
あの会社はこうして潰れた

  • ISBN:9784532263379

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内容説明

某アイドルが広告塔だったアパレル
創業500年の超老舗和菓子店
急成長が仇になった花形ベンチャー企業――

誰もが知る「あの企業」はなぜ倒産してしまったのか?
「真実は小説よりも奇なり」。破綻の裏側には想像もしないドラマがある!

経理部長の自死、反社会勢力の介入、跡継ぎの背任、複雑な不正取引、警察の手が及ばないグレーゾーン、現存するナニワ金融道の世界など、実際に見てきた企業信用調査マンが明らかにする!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

146
ドキュメント半沢直樹と言える。脚色の無い事実の列記は、人情など面白み(と言っては不謹慎に当たるかも知れない)に欠けるが、その事実に隠れた人情の部分を想像し読み解くのが本書の正しい目的かと思う。同情するのでは無く、情によってどの様な行動を取ったか。どうしていれば倒産を免れたのか。そこを後世に生かすにはそうするしか無い。さて。老人ホームも倒産する時代なのだな。身近では余った農地をマンションやアパートに転用するケースが目立っているが全て入居しているとは限らない。この資産が老朽化した時…。(続く)2017/08/30

KAZOO

103
信用照会企業の情報部門の著者が最近時の企業でだめになったものを実名で紹介してくれています。データが最近のものであり私も結構知っている企業が多くためになりました。ただもう少し一つ一つの実例について詳細に分析してくれたほうがもっと有効な事例になるのではないかと感じました。2017/09/26

きみたけ

96
著者は帝国データバンク情報部で25年間企業調査を行ってきた藤森徹氏。トップの判断ミス、無謀な投資、同族企業の事業継承失敗、不正・詐欺など、倒産の裏側を信用調査マンが明かしていきます。30数社の倒産事例を記載、それぞれの事例ごとにポイント解説があってとても勉強になります。・会社は長く続いても、経営や商品は絶えず変化させないと生き残れない・細々と続けていたがリーマンショックによる破綻が多い・良い経営状態に保つ3つの要素。社長交代の重要性、取引先との友好関係、番頭の存在 途中で3年前に読んだ本と気付きました😅2021/09/04

れみ

94
様々な会社の倒産までを追ったリアルな企業ドキュメンタリー。その倒産が報じられたのを見聞きしたようなものもあればこの本で初めてその存在を知った企業もあったりしたけどそれぞれに本当に起こった出来事なんだなという生々しさを感じて、池井戸潤さんの小説に出てくるみたいな話!とつい思ったけど、池井戸潤さんが銀行マンだった経験上色んな企業のことをリアルに描くことができる、という方が正しいのかな。手形の割引業者が手形の数字の記入方法や収入印紙の貼り方や判子の押し方で倒産の予兆を感じている…という話がすごいなと思った。2017/07/04

fwhd8325

73
電子版新聞のコラムだから、内容のからすると食い足りないと思います。ただ、あまり縁のない会社であっても、倒産の話題が、延々と続くのもしんどいものだと思いました。そう言えば、あの会社、こんな対応だったなと思い出して、本当に些細なことから綻びてくることもあるのかなと思います。2017/09/29

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