創元推理文庫<br> 製鉄天使

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創元推理文庫
製鉄天使

  • 著者名:桜庭一樹【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 東京創元社(2017/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488472030

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内容説明

辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース〈製鉄天使〉の初代総長として中国地方全土の制圧に乗り出す――あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ! 中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作――一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。/解説=大森望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

81
桜庭さんの小説は『赤朽葉家の伝説』『少女七竈と七人の・・』『私の男』に続き4冊目。どれも、一族、親子、兄妹等の血のつながりがテーマの結構重い作品だった。その『伝説』のスピンオフであるこの作品が文庫化されたので読むことにした。『伝説』を読んであらすじは知っていたが、読み始めると今までの作品と比較して、物足りなかった。『伝説』にでてくる赤朽葉家毛鞠の漫画『あいあん天使!』の原作小説のつもりぐらいで読むべきだったと、解説を読んで気付いた。次は、暗黒の家族小説という『ファミリーポートレイト』を読もうと思う。2012/12/30

KAZOO

64
赤朽葉家からのスピンオフ作品でしたが、私にはどうもなじめませんでした。どうもコミックを読んでいる感じがしていて、赤朽葉家に感じたものがあまり伝わっては来ませんでした。題名も変えていたほうがすっきりしていいのではないかと思われます。一つのエンターテイメントではあると感じましたが。2015/05/31

ソラ

57
あっという間に読了。サクサクとした感触で読みやすい作品でした。硬派な不良少女である小豆、カッコよかったなぁ。大人になっていく過程は切ない2014/10/16

チアモン

50
赤朽葉家の伝説の世界観が好きだったから、スピンオフの製鉄天使もどうかな?と思って読んでみた。うーん。ちょっと読みづらかったかな。赤朽葉家の伝説以上の伝説ではなかったかな。でも楽しく読めたから良かった。2019/10/01

アッシュ姉

48
「赤朽葉家の伝説」を読んで読みたいポチしてから九年越しの読了。ちょっと間が開き過ぎてしまい、世界観に没入することができなかったが、最強の製鉄天使の物語を読むことができてよかった。リボンちゃんに憧れる男の子が可愛かった。2025/06/29

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