子どもが育つ からだのしつけ

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子どもが育つ からだのしつけ

  • 著者名:玉木志保美【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン(2017/04発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784799320631

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内容説明

勉強ができない、体力がない、集中力がない。
そんなお子さんに必要なのは、スポーツクラブや塾に通わせることではなく、
「からだのしつけ」かもしれません。

---はじめにより
「赤ちゃんと小さな子どもたちのからだに、異変が起きている」
 そう感じるようになったのは、ここ10年くらいのことです。
 これまでいろんなタイプの「からだのゆがみ」を持った子どもたちを診てきましたが、最近の子どもたちは、全体的に同じようなゆがみを持ち、同じような症状を訴えるようになった、と気づいたのです。
 その原因はなにかと考えたら、最近の子育て事情の変化にいきあたりました。

 ベターっと開脚するタイプの抱っこひも。
 早い時期から始めなさいと指導される離乳食。
 赤ちゃんを思う存分泣かせられない住宅事情。
 保育園や幼稚園で推奨されるやわらかい靴……。

 これらはすべて、子どものからだをある方向にゆがませていきます。そして、ゆがんだからだは、アトピーやぜんそく、さまざまなアレルギーなど、現代病といわれる病気につながっていきます。
 子どもにいい教育を受けさせたい。将来目指す道に進める知力をつけさせたい。どの親御さんもそう願っていることでしょう。
 けれども、長年子どものからだを診てきた私は、学力や知力よりも大事なのは、「からだのしつけ」だと感じています。
 なぜなら、何歳からでもスタートできる勉強と違って「からだのしつけ」は子どものころにしかできず、しかも、そのしつけがその子の一生を左右するからです。
 からだのしつけは、学力や知力にも大きな影響を与えます。
 正しい姿勢で座り、立ち、歩くことができる子どもは、自然と集中力が高まり、ものごとに継続して取り組める子どもに育ちます。勉強もできるようになりますし、自信も高まります。
 そのための「からだのしつけ」は、13歳くらいまでにおおよそ決まってしまいます。とりわけ、軟骨が固まってくる3歳までがもっとも重要です。
 今の子どもたちのからだの状態を見ていると、将来、からだを壊し病気を招いていく様子が容易に想像できます。10代から膝に痛みを抱えたり、ヘルニアになったりする子どもたちも少なくありません。意外に思うかもしれませんが、ぜんそくやアトピーも「からだのしつけ」とおおいに関係しています。
 そうならないための方法をお伝えするのが、骨格の調整を生業としてきた私にできることではないか。このことが、本書を執筆する動機となりました。
「しつけ」とは礼儀作法を教えることですが、一度覚えてしまえばそれは当たり前のこととして身についていきます。
「からだのしつけ」も同じです。乳幼児のうちに、正しい骨の位置、正しい姿勢を身につけさせれば、それは一生の財産になります。
 勉強に集中する力も、ポジティブで素直な心も、からだのしつけがあってこそです。あやまった情報にまどわされず、大切なお子さんのからだを守ってあげてください。
 そして、一生使える、壊れないからだを与えてあげてください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

13
正しいかどうかはわからないけど、いい本だ。でも間違ってないと思う。ヒトはまだ動物なのだ。眼鏡や靴や服はその延長線にある。それを考えるって大事だ。遺伝子か環境かって言われるけど、どちらも親の影響が大きい。育つべくして育つのだ。こういうの大事だけど、気にしてない人に育てられた人はどうすればいいんだろね。もう身体を破棄する時が来たんだと思う。サーバに直接接続していこうよ。動物であることを放棄して、永遠の命を手に入れようよ。2020/03/09

ツキノ

8
骨格を本来のニュートラルな状態に戻し、ずれやゆがみを取り除く健康法を施術している著者が、子どものからだの育て方、守り方を指南。よくないのは開脚型の抱っこ紐、早くから始める離乳食、やわらかい靴、スポーツの英才教育だという。子どもによかれと思ってやったこと、かわいいね、などと笑ってみていること(クセのあるハイハイなど)がからだのゆがみを起こしてしまう。靴については「お金をケチらない方がいいのは靴(足型)だけ」と断言。靴に関する話はかなり前雑誌で読んだことがある。なにをするにもからだが基本。読む価値のある本。 2017/08/15

邑尾端子

5
離乳食は急いではいけない、早く立たせたり歩かせたりしてはいけない、赤ちゃんの周りを殺菌しすぎてはいけない、等は以前に読んだ昭和30年代の育児書などでも書かれていて既知の内容だったが、抱っこ紐と丸ませ寝の禁については初めて知った。育児関係は専門家でも人によって本によって言ってる事がまるで違うので何が本当に正しいのか考えていると行き詰まる。あまり気にせず、一つの説として参考にしたい。2017/09/09

ゆー

2
からだが一番大事だというのは共感するところ。読みやすくて学びになった。開脚型の抱っこ紐はつかってなかったけど、正しいはいはい…できてたかな?外反足チェック→足払い、落とす。アキレス腱の形チェック。真っ直ぐ歩かせる。ティシュ箱を使った足のしつけ。手が上がらない=肋骨があがっている→ぶらんぶらん遊び。手のストレッチ。固い靴といい足型。いくつかチェックしてみようと思う。色々納得できたけど、丸ませ寝がダメと書いてある本はめずらしい気がした。個人的には丸ませ寝派だから、そこ以外は参考にします。2017/07/07

tora

1
★★★☆ 「子どもの寝相の悪さは大いに結構、体の歪みを寝ている間に整えようとする自然治癒力」 寝相がものすごく悪い息子が偉大だと感じた瞬間!2020/02/25

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