角川文庫<br> 敗者たちの季節

個数:1
紙書籍版価格
¥660
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
敗者たちの季節

  • 著者名:あさのあつこ【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2017/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041054796

ファイル: /

内容説明

夏の甲子園地方大会、決勝戦9回の攻防。あと、一人打ち取れば延長にもつれ込む……と、その瞬間、サヨナラホームラン。敗者となった海藤高校の投手直登は、試合後も悔しさから立ち直れないでいた。そこに、思わぬ報せが届く。優勝した東祥学園が、出場を辞退したというのだ。繰り上がり甲子園出場が決まるが、それはどちらのチームにとっても重い結果だった。「敗者のままでは、終われないんだ!」少年たちの熱い思いに、思わず胸が高鳴る、著者真骨頂の青春野球小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴンゾウ@新潮部

111
地区予選決勝戦でサヨナラ負けを喫したチームが突然繰り上げで甲子園へ進む。ただでさえ注目される甲子園。一度敗戦したチームには違ったプレッシャーが。それぞれの立場から憧れの舞台に対する想いが綴られる。それぞれの甲子園。【カドフェス 2019】2019/08/31

優希

53
夏の甲子園の物語に敗者を重ねています。試合があれば勝者の数だけ敗者がいるのは当たり前というもの。讃えられるのは勝者かもしれませんが、敗者も美しいと思います。熱い少年たちに魅せられました。2021/03/29

さおり

53
Kindle Unlimitedで。野球のお話をたくさん書いておられるあさのさん。私は今まで野球以外のお話しか読んだことなかったんだけど。もともとプロ野球よりも高校野球の方が好きだった私は、なぜだか未だに高校球児を年上と思ってしまいます。なので、高校球児、監督、球児の母親、と様々な視点から描かれるこのお話を読んでも、いちばん感情移入するのは球児たち。母親と同世代やのに、、、。それにしても、良いお話だったなぁ。まだこういうお話に感動できるとわかって、ありがたいなぁと思います。2020/04/28

背古巣

44
あさのあつこさん「敗者たちの季節」読みました。読んでいてなぜか堂場瞬一氏の「20」(だと思う)を思い出しました。全国高校野球大会。負けない学校はただ一校のみ。ほかの学校はすべて負けを経験する。考えようによっては残酷な大会ですね。変なことを思いながら読みました。そんな中、直登たちの海藤高校は一つの大会で二度の負けを経験する。なんて酷い…。面白かったです2023/07/08

はるき

38
夏が近づくと、あさのあつこさんの野球小説が読みたくなる。まだ春ですが、熱くて冷たくて、厳しくも円やかな少年達の眩しい日々に心奪われます。2017/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11617331
  • ご注意事項