内容説明
決して調べてはいけない。見てはいけない。この世には知らない方がよいことがある。「くねくね」「カシマさん」「コトリバコ」など“検索厳禁”の凶兆の言葉、「エクソシスト」など恐怖譚に潜む戦慄の真相、古今東西の奇談に秘められた衝撃の事実、封印された風習や事件……遂にタブーの扉は開かれ、忌まわしい“恐怖”が今、明らかになる。『出版禁止』の人気作家が初めて書下ろした“史上最恐のホラー”が詰まった禁断の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
110
ネット世界のタブーとして「検索禁止」キーワードがあることを知った。このキーワードを入力するとグロかったりウィルスのサイト、都市伝説にまつわるサイトが閲覧できるようだ。かといって大まかなこともすこし書かれているので特にそれを見たいと思わない。あとは実際にあった事件がどのような映画や物語に結びついたか、超能力や因習にまつわる話でこのあたりは鈴木光司や横溝正史にも影響を与えたという話。結局は人は「死」や得体の知れないものに対する畏怖がつきまとうものだと感じた。2017/05/17
マエダ
104
人は自分の行動を、常に自分の意思で選択したいと考えている。束縛されると強いストレスを感じ、早く解放されたいという心理が働く。この心理的リアクタンスを集めたような本書。昔なら好きなジャンルだったが今は少し物足りない。間違いなく老いであろう。2017/05/05
HANA
56
ネット上に溢れる怖い話や、現実の事件などを紹介した一冊。この手の言説を分析したものとしては『ネットロア』という先行した文献があるため、どうしてもそれと引き比べてしまう。というかこれ各種事件とかを紹介するエッセイであって分析ではないよね。紹介されているネット上の怖い話も「くねくね」や「コトリバコ」、現実にあった事件も「ソニー・ビーン」や「エド・ゲイン」とこの手の話に興味がある人にとっては有名処どころか常識の範疇であるものばかりだし。著者の小説に関しては裏話的なものもあり、読んだ身としては楽しめたのだけど。2017/04/19
眠る山猫屋
45
たぶんこの作者さんはこれからの人だと思う。やってることは非常に興味深い、ただ如何せん文章力がまだ普通。調査によってリアル感を狙うならば、調査力が足りないように感じた。コトリバコなんかはキチンと裏付けが書かれていて好印象だったのだが。横溝正史さんの家族履歴なんかは素直に良かった。2017/10/10
たぬきごんべい
42
個性的でオカルトチックな放送作家で禁止シリーズの作家が初めて書くノンフィクション。番組や出版する過程で知り得た知識を上手に纏めてある。本好きな人は知的好奇心旺盛な人が多いので、そこのツボを刺激して怖いもの見たさを満足してくれる。長江作品とは知らずにTV等で触れてた「コレ知ってる」という事件から、「全然知らなかった~」っとググってみたい事例まで盛りだくさんです。この本読んでも「検索禁止」ですよ~(笑)★4.52017/11/25
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