内容説明
世界の教員の中でも格段に長い労働時間、一日の平均読書時間はたったの13分、増える精神疾患による休職…なぜ先生はそんなに“忙しくなった”のか?子どもが学ぶ場であり、社会の縮図でもある学校。そんな学校で、いま何が起きているのか?子どもを持つすべての親、教育関係者必読の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
29
12時間勤務は当たり前。週末も学校で仕事をする私を心配して、友人が貸してくれた本。 良い先生ほど病む… 私自身も知らないデータなどがあったけれど、大雑把に言うとあながち間違いではないよね。 学校は忙しすぎる。本来の目的を果たせているのか。 「何のために勉強しているのか」優秀な成績を取って、良い大学に入り、一流の企業に勤めれば幸せだと思っている子どもたち、そしてその親、そうさせている社会に一石投じたい。 2021/03/29
ろくせい@やまもとかねよし
16
小中学校教員の労働問題。非正規教員率の増加などのデータを示しながら問題点を示す。人間の学力にも多様性がある視点が積極的に用いれば、良かったかも。2017/05/20
小木ハム
13
子供を第一に考える真面目で熱心な先生ほど、真面目に病んで、真面目に過労死していく。授業準備や学校行事は最優先、自殺予防やいじめ対策も最優先、子供のため、は全て最優先。小学校からの英語教育、プログラミング教育、土曜学校が増えても教員の数は増えず。今や6人に一人は非正規職員で、業務内容は正規職員と同じ、しまいには非正規であることに誰も気づいていない。産業界が教育に文句をつけ文科省や政府からトップダウンされる構造、国連から注意されても一向変わらない競争主義の日本教育には、海外からも『異常』と見られているらしい。2020/08/03
Humbaba
9
本来の教師の業務でもっとも重要なのは生徒の相手をすることである。しかし、残念ながら現状はそれを充分に出来ているとは言い難い。様々な書類作業に追われている状況ではまずやるべきことをこなすことに時間が割かれてしまうことはどうしても避けられない事となる。2017/04/24
ペカソ・チャルマンチャイ
6
知らないことばかりで、衝撃的な内容だった。将来を担う子どもの教育は大事な問題で、誰も他人事ではない。広く国民に周知されて、議論を深めて、より良い方向に進めていかなければならない。しかし、この国の政府は教育に金をかけない。恥ずかしいくらいだ。2017/07/07
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