創元推理文庫<br> ニューヨークの妖精物語

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創元推理文庫
ニューヨークの妖精物語

  • ISBN:9784488503093

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内容説明

俳優を夢見てNYにやってきたエミリーは、念願かなって舞台で主役を獲得し脚光を浴びたその晩、忽然と姿を消してしまった。だが、姉のソフィーにはわかっていた。妹は妖精にさらわれたのだ。なぜならソフィーはかつて妖精の世界を訪れ、踊りを教えてもらったから。今頃になってあのときの対価を支払えというのか? とはいえ、警察に話しても信じてはもらえまい。ソフィーは、エミリーの友人の親切な刑事マイケルの追及をかわしつつ、妹を捜し始める。『ニューヨークの魔法使い』の著者が贈る、ロマンティックな現代のフェアリーテイル開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

107
妖精界に攫われた妹を助けるべくニューヨークへやって来たソフィー。小柄だけどダンスで鍛え上げた体でキビキビと歩き、悪漢をはねのけ、具合の悪い隣人刑事をマンションへ送り届け(何度も!)…なかなか痛快なキャラクターだ。いろんな時代のコスチュームでパーティー三昧の妖精たち、歌に踊り。これは映像化されたら楽しそう。何かと足手まといなマイケルだが、次作では活躍するのかな?妖精譚のルールをしっかり踏まえつつも、ライトでわかりやすく勧善懲悪な辺り、英国ものとはまた違う楽しさだった。2017/10/23

たるき( ´ ▽ ` )ノ

67
大好きな作家さんの最新作!!あーー、やっぱり面白い(*≧∀≦*)私、この人の本はずっと買い続けちゃうだろうなあ♪魔法や妖精が出てきて、夢があってワクワクさせてくれて・・・♡後書きに㈱魔法制作所シリーズも最新巻が出たと書いてあって、ほんと楽しみ!2017/04/29

ぶんこ

59
魔法製作所シリーズとは別ですが、こちらも主人公は南部出身の若い女性で、ニューヨークの公園で妖精と闘う物語。妖精界の女王の座を狙うメーヴに拉致された妹を奪還する為に、ルイジアナからニューヨークへ出てくる。妖精がイリュージョンを使って好みの容姿、世界を創り上げるというのが、何回読んでも違和感を覚えつつも惹かれてしまう。ティンカーベルのような可愛い妖精が現れたら、警戒するどころか無条件に言うことを聞いてしまいそうです。メーヴの野心に立ち向かいつつ、自身は玉座を欲しないソフィーの粋な心意気に惚れてしまう。2017/08/25

たるき( ´ ▽ ` )ノ

46
2巻が出たので再読。妖精界での約束事や風景などの描写がとても細かく丁寧で、物語に自然に入っていけた。これを読むと(株)シリーズを読み返したくなってうずうずしちゃうけど、このまま続きを読むぞ!2017/12/16

ベルるるる

42
(株)魔法製作所シリーズよりもっと大人な感じ。田舎のバレエ教師であるソフィーの喪失感みたいな悲しみもある。妖精達の権力争いに巻き込まれてしまった姉妹。そこから脱出する過程で、姉のソフィーは自分の人ならぬ力を知っていく。2018/01/24

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