内容説明
羽生善治氏を破った20代の新名人はいかにしてその勝利を掴んだのか? そこには理想をイメージする圧倒的な思いの強さ、それを現実化する緻密な思考力があった。将棋ファンからビジネス、人生設計……全ての夢を持つ人に贈る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Emperor
26
第74・75期名人。決して揶揄しているわけではありませんが、普通すぎて言葉を失ってしまいました。特に変わったメンタルコントロール術もなく、大胆な発想の転換もしない。羽生さん世代に対抗できるのは、かえってこういう人たちなのかもしれませんね。2017/11/05
しーふぉ
25
若手の代表格と呼ばれて久しい佐藤天彦の名人となるまで。奨励会時代から羽生さんとの名人戦。コンピューターソフトとの付き合い方まで。貴族と呼ばれることも多い佐藤天彦のファッション、家具、クラシック音楽のことも語っています。2017/06/03
R
24
佐藤名人によるそれまでの歩みと、勝負の世界で心がけてきたことをまとめた本でした。こういう考え方がぴたっと合う人もいるのだろう、そう感じたのであります。自分に甘いわけではないのだが、楽観的で、重く考えることを忌避してプレッシャーをうまくさばくことで、自分の力を最大限に発揮できるようにしている。凡人がやるとサボる言い訳のようになる危険な考え方だと思ったのだけども、引き絞っていくのが正解ではない例もあると、心にとどめておきたい。2018/05/26
そり
20
将棋における逆転のセオリー、それは混沌とした互角の局面を目指すこと。劣勢なのに闇雲に勝ちにいこうとすると、かえって負けに近づくことになるからだ。かならず互角を経由して、優勢にもっていく。被害を拡大しないよう辛抱を続ける。▼僕は、劣勢から優勢の距離の遠さを、今まで軽く見ていたことに気づいた。将棋は劣勢を互角に戻すゲームだと思うと、軽やかに考えられるようになった。心は勝ちたいと強く思っているのに、現実はそこから遠いところにいる。そのギャップはそれなりのストレスになるのだと知った。2017/04/19
緋莢
18
2016年。名人位へ初挑戦し、羽生善治から奪取。16年ぶりの20代新名人となった著者。しかし、その道のりは順調ではなかった。奨励会を突破するのに費やしたのは8年 デビュー後のC級2組からC級1組への昇級も4年かかった。結果が出なかった時に何を考えていたか?何を学んだか?「モチベーションが下がったときこそ大博打」、「目先の勝利にとらわれず、長期的な視点を持つ」、「自分の努力のリターンは求めない」などの発想法を語る。2017/07/15
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