内容説明
今も昔も、権力者や成功者は京都が好き。本書は歯科医、累計15万部超『鴨川食堂』を書く小説家、京都のカリスマ案内人としての顔をもつ柏井壽さんの「できる人」になるための京都本。「違いのわかる人」が行く場所、選ぶ店を徹底紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
26
井上章一さんの京都ベストセラー本を意識?京都流にいうと、それもよろしいなぁ、かな?(笑)ただ、人から言われる前に、祖父の代に滋賀から移住と、情報を開示。闇は深いです。(笑)序章以外は、完全に固有名詞のガイド本。新書という枠上、仕方なかったのかもしれませんが、京都論か、ガイドか、どちらかに特化したほうがよかったかも、です。2017/10/31
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
22
「鴨川食堂」シリーズの著者による京都案内本。京都という街はたくさんの見どころがある。あっちの名所、こっちの名所とつい欲張ってしまい、駆け足観光になって疲れた挙げ句、あまり記憶に残っていないことが多い。そんなときにカップリング歩きというのを紹介している。距離が離れていなく、関連したストーリーがある名所を2箇所に絞り半日かけみて歩くというもの。その実例も載っていて参考になった。上賀茂に著者の奥様のお店である花梓侘(かしわい)を発見。著書が飾ってあるし、オーダーしたつまみ寿司もおいしかった。2019/05/02
プクプク
10
京都をたのしむためにさらっと気になるところを読んでみた。2019/02/25
yyrn
9
良いモノは値が張る。しかし、値が張るからといって自分にとっても価値のあるモノだとは限らない。作者は京料理を看板に掲げる店に本物はない!と言い切るが、食事に1万円を超えるお金を出せる人は少ないだろう。せっかくの旅行だからといってもポンと出せる額ではない。だから、モドキでも良いではないか。昼のランチを社食で500円で済ませている身としては、モドキ店でも雰囲気は味わえるし、その役割は十分に果たしていると思う。庶民の味方は常に財布にもやさしいモノでなければならないのだ(笑)。あっ、お手頃なお店の紹介もあります。2018/04/14
Hiroshi
7
京都は名所旧跡が多いため、何処をどう歩けば良いのか判らない。取り敢えず気になる名所を手当たり次第に歩くというのが、一般の旅行者のやり方だ。表面的にしか京都を見られない。そうではなく、一歩踏み込んで本当の京都を知るための本。お勧めは「カップリング歩き」だ。名所2カ所を歩く。2カ所の距離が離れていないこと。2カ所に共通性があることが大事だ。移動に時間がとられず、じっくり見物できるからだ。例は①「六孫王神社」と「東寺」、②「東本願寺」と「西本願寺」、③「今宮神社」と「大徳寺」、④「千本釈迦堂」と「釘抜地蔵」だ。2017/08/29