内容説明
開高健賞作家がオーロラの“真の姿”を追う。
世界中のオーロラ発生論は全て間違い?
美しいオーロラ写真の多くはカメラがついた大嘘?
「人生で一度は見たいもの」の代名詞ともいえるオーロラ。
極北の地の空に棚引くこの“宇宙の神秘”には、未だ解明されていない謎が多く残されている。
著者は、アラスカの地でオーロラ化学の世界的権威である日本人科学者・赤祖父俊一氏から、貴重な個人授業ともいえる時間をもつ機会に恵まれる。
また、それと同時にマイナス40度の雪原に三脚を立て、初めてオーロラ撮影にも挑む。
複雑怪奇なオーロラ化学の世界と、極寒の地で困難を極めるオーロラ撮影。
寝不足で身も心もボロボロになった著者に、ある日、思いもかけないご褒美が! 10年に一度といわれる磁気嵐が吹き荒れた夜、夜空には巨大な光の龍が立ち昇ったのだった――。
開高健賞作家がアラスカの地で偉大な研究者(英語で偉人を「ビッグショット」)の背中を追いながら、オーロラの“真の姿”を収めた決定的一枚(ビッグショット)を狙った日々を綴るノンフィクション。
【ご注意】 ※この作品は一部カラーが含まれております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi Totsuka
2
著者廣川まさきさんのアラスカのオーロラを撮影する旅。オーロラ博士、赤祖父俊一博士を訪ね、オーロラについて、面白い質問を浴びせ、真面目に答える博士が面白い。赤祖父博士って86歳になります。お茶目で楽しい博士です。オーロラって原発1000個分に相当するらしい。すごいですね!2017/06/09
cocolate
2
オーロラには発電機が必要!そうかそうだったか。おもしろった。アカソフ先生。2017/04/09
桃色熊軍曹
0
さすが廣川まさき先生という感じの読みごたえがある内容だった。 しかし、他の本で見られる「面白話」が少なかったのが残念です。 でもダルトンハイウェイの下りは流石で「俺も行ってみたい!」と思うには十分な内容だった。私も先生と同じように「リスク」は取らない、取らせないようにはしたいが… どんなもんだか見には行きたい!と思わせるには十分な内容でした。 しかし、水曜どうでしょうの4人組はコールドフットにレンタカーで行ったんだから、このダルトンハイウェイを走ったんだろうな…「リスク」も知らないで…2017/09/10
こざるん
0
怒涛の興奮と共に読了。廣川さんの冒険はいつもワクワクするけれど、天文、アラスカ、自分とも重なるキーワードが多くて興味深かった。ちょっと悔しいくらいに(笑)2017/06/19