文春文庫<br> ホリデー・イン

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文春文庫
ホリデー・イン

  • 著者名:坂木司
  • 価格 ¥509(本体¥463)
  • 文藝春秋(2017/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167908249

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内容説明

「初めまして、お父さん」。
元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の登場で一変! 思いもよらず突然現れた息子と暮らすことになった大和は、宅配便会社「ハニー・ビー・エクスプレス」のドライバーに転身するが、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続。
宅配便会社の仲間や、ホストクラブ経営者のおかま・ジャスミン、ナンバーワンホストの雪夜らも巻き込んでの、大騒動を描いた『ワーキング・ホリデー』が刊行されたのは2007年。その後の大和と進の物語を書いた『ウィンター・ホリデー』が2012年、同年には『ワーキング・ホリデー』が映画化され、文庫も含め「ホリデー」は人気シリーズへと成長。

本書には親子の物語ではなく、彼らを取り巻く人々の物語、いわば「ホリデー」シリーズの外伝ともいえる6つの短編が収録。

1 「ジャスミンの部屋」 …… ジャスミンが拾った謎の中年男の正体は?
2 「大東の彼女」 …… お気楽フリーターの大東の家族には実は重い過去があった
3 「雪夜の朝」 …… 完璧すぎるホストの雪夜にだってムカつく相手はいるんだ!
4 「ナナの好きなくちびる」 …… お嬢さまナナがクラブ・ジャスミンにはまった理由
5 「前へ、進」 …… まだ見ぬ父を探し当てた小学生の進むの目の前には――
6 「ジャスミンの残像」 …… ヤンキーだった大和とジャスミンの出逢いの瞬間

ハートウォーミングな6つの物語。

解説・藤田香織

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

502
『ワーキングホリデー』シリーズを読んできたが、その番外編。主人公・大和とその息子・進が出会うまでの流れや人間模様周辺。冒頭と〆を飾るはやはりジャスミン。彼女(彼だけど)なくしてはこのシリーズは成り立たなかったかもね。全員の今後の幸せを祈るばかり。楽しい読書だった。2023/11/03

射手座の天使あきちゃん

249
新刊チェック時に、坂木さんのネームバリューに惹かれて購入 う~ん、スピンオフ作品でしたか ライトでハートウォーミングなテイストのお話でした。 ジャスミンの見事な脚線美にまつわるお話も、雪夜の完璧なホストっぷりのエピソードもいいけれど、前2巻を読んでいない身には完璧な人物造形に至らず消化不良でした(笑)。 「ワーキング・ホリデー」から読んでみま~す!。 <(^_^;2017/04/25

SJW

226
第一作目のワーキング・ホリデー、第二作目のウィンター・ホリデーのスピンアウト短編集で、登場人物(ジャスミン、大東、雪夜、ナナ、進)のサイドストーリー。それぞれが平凡な日常の話やワーキング・ホリデーの導入のストーリーなのにほのぼのする話が多く、このシリーズのファンであれば、見逃せない一冊。ワーキング・ホリデーが映画になっていたこと知りませんでした。ジャスミンはゴリ、ヤマトはAKIRAだそうです。ジャスミンはマツコのようかなと思っていたけど、かなり違っていた。今度、DVDを探して見ようかな。2018/05/25

masa@レビューお休み中

146
ホリデーシリーズのスピンオフ。いつも思うのですが、坂木さんの作品っていい人ばっかり出てくるんですよね。でもいい人だからといって、平々凡々で何もないわけではないんですよね。それぞれ悩みがあって、不安や悩みや苦労があるからこそ、平和で普通の暮らしができている。そんな気がします。ジャスミンの拾い癖も、王子様の雪夜のイライラも、小学生の進むがお父さんに会いに行くことも…。すべて意味があって、どこかに繋がっている。何もしないで指を咥えているよりも行動に移した方がいいに決まってるって思うんです。2018/03/03

hnzwd

119
ワーキングホリデー、ウィンターホリデーの番外編。登場人物それぞれの視点から語られる短編により、本編が補強されていくようで、、解説にあるように本編を再読したくなる短編集でした。登場人物の中では、やはりジャスミンが好きかもなあ。次は、、本編の続編を読みたいかも。2017/04/12

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