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内容説明
二〇一六年三月、人工知能の囲碁プログラム「アルファ碁」が世界ランクの棋士を破った。羽生善治は、その勝利の要因を、「人工知能が、人間と同じ“引き算”の思考を始めた」とする。もはや人間は人工知能に勝てないのか。しかし、そもそも勝たなくてはいけないのか─。NHKスペシャル『天使か悪魔か─』の取材をもとに、その先を描く。天才棋士が人工知能と真正面から向き合い、その核心に迫る、“人工知能本”の決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
350
将棋の名人がここまで専門的に人工知能を把握しているなんて言うのが驚いた。正直本業にも専念して欲しいなぁ。2017/07/11
Aya Murakami
156
図書館で借りた本。 今のところ人工知能さんには恐怖心というものはないそうです。そんな人工知能さんと碁の勝負をすると…、人間だったら怖くて絶対やらない手を選ぶことがあるのだとか…。これがAIの強みでもあり弱みでもあるそうです。羽生さんは人工知能と勝負をしたとき神風特攻隊と対面したアメリカ兵の気分だったかもしれないと想像してしまう自分です。2018/06/29
kinkin
118
とても興味深く読めた。将棋や囲碁はやらないし分からなくても人工知能の現在を知るにはよい本だと思う。羽生さんの解説もとてもうまくてわかりやすかった。将棋の場合、今までの手を記憶してものすごいスピードで計算し対局する人工知能。しかし人工知能には恐怖やという感覚はまだないそうだ。そんなのもこれから先には持ち始めると思うけど、やっぱり完全な人を超えるのはどうだろう、あるのかな。人工知能をより人の近づけるには人を知ること。心の闇というやつも持ち始めるのか・・・・おすすめ本です。図書館にて2017/09/01
R
95
人工知能の今をレポートした珠玉の一冊でした。人工知能の欠点と長所と、どう付き合うべきかについてとても丁寧に解説されていて興味深いのだけども、そこに迫っていく羽生先生の鋭さがとても衝撃的でした。たとえ話が将棋なのもよくて、物事の考え方や、意思決定、様々な広範囲への応用がとても身近な感じで解説されていて、わかりやすいし、理解が深まる良著でした。恐怖を唄われることも多い人工知能だけども、結局は使い方次第だし、どうしていくか考えると楽しみだと思える本でした。2018/04/10
けんとまん1007
89
流石、羽生さん。天才と思われる人たちが、こぞって対応をしてくれるのが凄い。素晴らしい知性だと思う。羽生さんが書かれていることは、とても難しいことのように思うが、それを感じさせないのが飛びぬけた知性でもある。人工知能が、いろんな点でクローズアップされている今だからこその1冊。その中で「最近の若い人は予想外の局面への対応力が少し弱くなっているように・・・」というフレーズが印象っ深い。他にも、時間とか美意識とかのキーワードとともに、根幹を突いているのかもしれない。2017/09/20
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