内容説明
単身高齢者約600万人のうち、初婚・再婚するのは0・001%。また配偶者がいたとしても、75歳になれば男性の2割、女性の6割は離別・死別を経験する。その時、私たちは残された自らの「性」とどう向き合えばいいのか。シニア婚活の実態、介護現場の問題行動、高齢者向け性産業など……、長寿大国と言われつつもほとんど光が当たってこなかった「超高齢時代の性」の問題に個人・社会の両面から挑んだ一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
34
うーん。面白い部分もあったけど、いささか牽強付会にも思える。高齢者の性欲は確かに「ある」人もいるが、「ない」人も大勢いるし、それを「風俗でどうにかするのがベスト」な感じがまま見受けられて、まあこの作者だしなーとか思いつつ。ホワイトハンズの仕事は、他の風俗に比べたらめっちゃ楽やなー。とまれ、結論が「老後の性をどうしたらいいか、答えはないからみんなジタバタしようぜ」ってのはさすがにいただけない。周囲が要介護高齢者の性をどう扱うべきかの答えもうやむやだったし。なんだかなぁ。2019/11/10
gtn
24
身体的機能は別として、幾つになっても性欲がある。しかし、その三大欲求の一つを解消できぬまま老後を過ごす例は多い。超高齢社会が進む中、「誰もが安心して晩節を汚せる社会」を目指すべきとの著者の提唱に賛成。2021/03/14
kei-zu
22
Twitterで、介護従事者へセクハラまがいの言動を行う男性高齢者の言動を非難する論調を見かける。もちろん、そのような言動は許されるべきでない。 しかしながら、本書で彼らが背負っているであろう背景を読むと、わが身を顧みて考えさせられる(´・ω・`)2021/06/21
ココロココ
21
電子書籍で読了 「生きざまを見せる」 「晩節を汚す」 「ジタバタしようぜ」 認知症にならないようにしたい。2017/05/31
たか
18
人により様々だか、年齢と共に性欲は衰える。しかしなくなるわけではない。人間の三大欲だから。 障害や高齢で体が不自由で自分自身で性欲を処理できない人にとっては死活問題。 射精介護サービスや女性専用の性感マッサージなど、多様なサービスが多々あることを学んだ。2017/03/04
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